君は熱く


IKZOさんにしようかと思たが、今はこれだ!

あり金はたいて スターダム見てれば

ばっちり ごきげん しあわせさ!

くれぃじぃ~ テケテケテケテケ!

「おら、21世紀の精神異常者になるだ」

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「マッサン」「まれ」視聴開始 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/10/19 (Sat) 06:32:24

・「マッサン」。ニッカの創業者夫婦をモデルにした、外人妻と日本初の国産ウィスキー作りに挑む夫婦の話。国際結婚自体珍しい時代で、いい素材を見つけたなあと。
 …しかし、ちょっと切ないのは晩年の主人公がウィスキー作りが認められて表彰されるシーンから始まり、苦楽を共にした妻はなくなっている。このシーン自体は美しいが、ニッカは初の国産ウィスキー作りには成功するが、ビジネスとしては広告戦略でサントリーの後塵を拝している事。

 …さて、大正時代の国際結婚。最初の障害はマッサンの母。青い目の妻など認めない! こちらはまあ、父は理解はあり保留という事で、夫婦大阪の酒造会社に。ここの上司が西川きよし! おおおお。きよし師匠も、外人妻だし…。
 お涙チョウダイのエピソードもある。結婚当時、ヘレンさんは吉本の人気女優。きよし師匠はまだ芽の出ない駆け出し芸人。会社からは反対されたが、愛で押し切ったんである。

・「まれ」。現代の話で、大泉博の一発当てて大逆転発想が抜けない山師的お父さんが妻と小さい娘(希=まれ)を連れて都落ち。その子がパティシェを目指す話だが…。
 まだ出てこないが、ヒロインは「花子とアン」の妹役の土屋太鳳。
 このきれいなお母さん誰だ、と思ったら常盤貴子! デビューつか、売り出した頃はいきなりTBSのゴールデンタイムのドラマを2本立て続けに主役とって凄かったなあ。その後、見なくなったけどw。まだ、かつての美しさが残ってはいる。
 も一人、ええええ!が、塩田漁師のおかみさん、この生活感あふれる地味な顔…田中裕子さんでした!

 …時間は飛んで7年後、土屋太鳳登場! 更にお、かわいい同級生と思ったら清水富美加!アンジャッシュ田中さんも出てきてまんま「仮面ライダーフォーゼ」じゃん。

半分ほど消化 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/11/04 (Mon) 05:23:21

・共に半分の75話ほど消化。紆余曲折あれど、やはり「マッサン」リード。政春(マッサン)の武骨、ガンコキャラ、時にわざとらしいが、モデルのニッカ社長も高校では柔道部主将。さぞや気が強くケンカも強かったんだろうなと思う。写真を見ると威厳のある顔をしている。かつ技術者としてのガッツもあり、ウィスキー作りを学ぶ為スコットランドに行った時には、工員も嫌がる窯の掃除を買って出、工法を研究した。
 後に英国人「彼は我らのウィスキー作りの方法をすべて盗んだ」。
 妻エリーの控え目、献身的な所は、むしろ日本人より日本的淑女だ。

 そして、第3の重要人物。堤真一演じる鴨井商店社長、欣次郎。モデルはサントリー社長。陽気な攻めダルマというか、「元気か、亀山君!」という態度で、結構強引に広告で攻める攻める。
 日本初のウィスキーを作る、という事で失業したマッサンを迎え入れる。マッサンは工場候補地に北海道を希望するが、輸送費がかかり過ぎる為却下。大阪の山崎に。
 設備配置も大きく変更し、心臓部に当たる工房を鉄道そばに。製造上のメリットがあるのかと思えば、鉄道客に工場を見せたい、見学も指せる、宣伝になる。
 流石に広告戦略でにサントリーを日本1の洋酒メーカーにした男だ。有名な赤玉ポートワインの日本髪の女性のセミヌード広告。あれもサントリーの前身の会社だったそう。
 陽気で派手好きな表の顔とは別に、丁稚奉公から成り上がった苦労人。妻を亡くし長男と不仲ないきさつは「美味しんぼ」の海原雄山まんまだった。

・「まれ」の迷走ぶりが中々。40話当たりでやっとパティシェを決意。上京して、これ! と思った店のオーナーが筋金入りの変人、頑固者で、一旦店は傾きかけるが、「料理の鉄人」みたいなお菓子対決で何とか延命。
 やっとまれ(ヒロイン)の修行が始まるかと思いきや、オーナーの家の中華料理屋に下宿しているが、酔って帰ってきたオーナーの息子にキスされて、ドギマギとラブコメ展開。このとっぽい息子が柳楽優弥! 意地悪そうな目がいいなあ。

「風のハルカ」視聴開始 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/08/28 (Wed) 20:48:58

・「風のハルカ」視聴開始。…これは評判悪いぞw。主演のハルカは村川絵梨…誰や! もう一人妹役のアスカは黒川芽以。オンニャの子が二人か。
 大分県湯布院が舞台で渡辺いっけいのお父さんが小学生の娘二人を連れて越してくる所から。商社マンをやめて、ここで夢だったレストランを開業すると。ところがお母さんは反対で、自分も会計士になる夢があり離婚寸前。
 ちょっとwikiを見たが、「家庭再生の物語」って、ヒロインが活躍するんじゃないノカー。
 主題歌も、イントロはいいが、歌になると、気の抜けた山下達郎みたい。何だか凄く不安だが悪食派として見てみよう。

・「ハルカ」。11、12話にて大白熱。ここまでハルカ、アスカの子供時代と親が離婚に至るまでの話で退屈だったが、一気に10年後と時間が飛ぶ。両親は離婚。二人とも父についていくが、レストランは2年であえなく倒産。父は農家の手伝いやら転々。姉妹もアルバイトしながら苦学。姉のハルカは短大を出て就職を控え、成績のいいアスカは国立大を目指すと。借金を抱えた貧乏生活で、よく短大や高校まで出せたなあとか思うが、まーいー。
 アスカ、小説で新人賞を取る。内輪のお祝いで遂に不満爆発。あたしは前から、こんな暮らしがイヤだった、東京に行く!

 ハルカ、姉としてアスカを大学に出し小説家にしてやりたい。ところが決まっていた就職先倒産。泣く泣く、父を捨てた、その一点で大嫌いな母に仕事先を頼む。大阪にいらっしゃいよ。で、行った母のマンションには母の恋人も…。

 …う~ん、まだよくわからんけど、コメディー(マンガ)タッチでお気楽に見る分にはいいカモ~。ヒロインの村川絵梨、デビューした頃の(今もあんまり変わらんけど)酒井法子みたい。癖がないすっきりした子。

「花子とアン」視聴開始! - ハートa.k.a.ジョニー

2024/09/01 (Sun) 09:19:12

・「風のハルカ」30話当たり。母のマンションに転がり込んだが、そこには中年の母の恋人も。更に、フラフラした幼なじみも転がり込んできて…。また、仕事先で変な詩人風の男とも出会い、幼なじみの恋の相談も…。
 いわゆるトレンディドラマの恋愛とも違い、中高校生当りの恋愛、いやラブコメに近い。これは、「月曜ドラマランド」のノリだ。 

・「花子とアン」視聴開始! 「赤毛のアン」を訳しベストセラーになった村岡花子の半生。 おお、主演吉高由里子!

 …貧しい山梨の小作農の家に生まれたはな。…「おしん」の世界だ。小学校にもろくに通っていないが、本が好きで頭はいい。年貢の取り立てが厳しくなったので、奉公に行こうかという話になってくる。
 それは兄が行ってくれ、はな、特待生でミッション系の寄宿舎女子校に。

 …まだよーわからんが、とりあえず翻訳に燃えろ! 燃えてくれええええ!

~70話近く。中盤まできて - ハートa.k.a.ジョニー

2024/09/16 (Mon) 07:39:41

・「花子とアン」20話。ミッションスクールで勉学に励むはな。苦手だった英語を克服し、校内1位にまでなり、順調な寄宿舎生活だったが…。
 爆弾投入。伯爵家の女性、蓮が入学。これがもう恐ろしくマイペースで独善的(仲間由紀恵)! 「仲間由紀恵vs吉高由里子」! スバラシ杉!

・めぼしいキャスト等。初老の教師。浅田美代子! 老けたけど、優しそうなムードは変わらないなあ。ツンツンした教師。ともさかりえ。「てっぱん」の売れないモデルとは180°違うマジメキャラ。…こっちの方が適役みたいな、どっちにしても主役になりづらいムードがあるなあ。美人なんだけど。
 花子に惚れている同僚の男性教師、どっかで見た四角い顔だと思ったら、仮面ライダーアクセルの窪田正孝!
 また、幼いのに嫁に行く妹役の子、何か立派な顔だと思ったら土屋太鳳! 製糸工場で体を壊して花と同居して東京で働く妹は黒木華!

・ムリヤリに政略結婚で九州の大金持ちの元に嫁がされた蓮。石炭で当てた男で、そう野卑でもないが芸術などとは無縁なタイプで蓮とはまるで合わない。

 花の方も妹を嫁に出したり、おじいちゃんがなくなったりだが、まあこちらは順当と言えば順当な家族の変化。蓮さんの方が派手な人生だなあと思ってたら、wikiを見たらこの人、大正三美人と歌われ(写真も残っている)、歌人としても名を成し「白蓮事件」と言われるスキャンダルも起こした、ある意味主人公の花子さんよりドラマチックな人生の人みたい。
 その白蓮さんが花子さんと親交があったというのもドラマチックだが…しかし、このドラマ本編、悪くはないが目下正直イマイチ盛り上がらない。花子、作家として立つ事を決意し上京するが、さて。
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・「ハルカ」かつての同級生とスナックで再会。昔から少しひねた子だったが、美人になった代わりに色々あってグレ気味。あたしは湯布院を好かん、絶対帰らん、等と言い出し、子供の頃の様にかけっこで勝負しようと。
 トレンディー恋愛混線ドラマから、友情ストーリーに。いい展開であ。

・一旦湯布院に帰ったハルカ。FAXで恋人と同棲している母の近況が知られ、父のそっけないそぶりにキレる。それでいいの、お父さん! いつもそうじゃない、優しいけどいつも逃げてるじゃん!

 …う~ん、トレンディドラマから友情ドラマ、家族を見つめ直したり二転三転だなー。

 →更に波乱。アスカ、大阪で母(会計士で独立)と母の恋人(中規模の旅行代理店の部課長)と3人で問題もなく暮らしていたが、母の恋人に東京に転勤の話。つい最近、アスカの母とちゃんと結婚しようと言ったばかり。「私には仕事がある、絶対東京には行かない!」「分かった、君はそういう人なんだね。もういい!」「お母さん、いつもそうよ! 最後は自分を取るのよ!」。

 う~ん、ちゃらいトレンディードラマから、女性の自立と家庭とどっちを取るか、と結構シビアな展開(結果、部長の転勤はなかったが、ハルカが東京行きに…)。
 「朝ドラ」についてそんなに言えるほど見てないが、自分が見た中では地味に異色作だ。大体「朝ドラ」は元気なヒロインが夢を追ったり、平和な家庭を築く話で、そう考えると後者パターンだが、幼なじみとの友情、恋愛から、大人の仕事と家庭の問題とか結構話広げ過ぎだぞ。

 またこのハルカ、年相応の分別もあれば(目下24歳。キャリアウーマンとして会社でまずまず好評価)、子供の様に感情の赴くままに動く所もあり、自分は好感が持てた。
 それ程深い考えがある訳ではないが、結果的に周囲を明るくする。「どんど晴れ」のヒロインが、君の笑顔は周りを明るくすると、やたら「セリフで」言われていたが、ハルカの方が子供っぽい顔立ちのせいか、それ、あてはまるなあ。

 2作並行して見ているが、「花子」は序盤期待出来たが、その後やや低迷。「ハルカ」は序盤、面白くなかったが、尻上がりに良くなってきた。こういうレース展開が理想的。

終盤、100話を越えて - ハートa.k.a.ジョニー

2024/09/28 (Sat) 09:09:09

・「ハルカ」。母の恋人の転勤はなくなったが、ハルカが東京転勤に。栄転だったが、考えた末に退社、地元湯布院に帰り、観光組合に。同じく帰郷した、幼なじみの正巳(少しいい加減な大旅館の息子)とよりを戻す。
 妹のアスカにぷちサプライズ。念願の文芸賞を受賞するが、パーティーで倒れ、妊娠が発覚。相手は、ハルカの学生時代の担任。サプライズというのは、この先生、ユーモラスなキャラで惚れた晴れたという対象ではない感じだったから。
 その件も何とか収まり、ハルカと正己の交際も進んでいく。

・「花子」。一児ももうけた花。連様の方は目一杯もめたが、元の旦那、収まったら案外あっさり折れ、駆け落ちした東大生とこちらも一児をもうける。ふと、花子の家で会った二人、少し花の妹の屋台で酒を飲み、旦那、自分を捨てて新聞に載るほどの派手なスキャンダルになった連の額にキスして、潔く去る。「新橋の芸者を全部呼べ! 今夜はパーッといくぞ!」。何て男らしい人でしょ。フィクションだろうが、ほんとなら男としては、青白い世間知らずの東大生のガキ(連様の男)より、この人の方が上だなあ。
 一方、最大の事件は関東大震災。花の家族は大方無事だったが、妹のかよの恋人が火事で死亡。震災で花と旦那の会社は潰れるが、結果として印刷、出版社として再起するきっかけに。
 それはいいが、心が晴れないかよ(黒木華)が怖い。スッとした日本的にキレイな顔立ちが怖かったw。

完走、感想~ウ - ハートa.k.a.ジョニー

2024/10/19 (Sat) 06:26:54

・「花子」から言えば、面白そうな話だったが、率直な感想はイマイチだった。前半…花子が寄宿制の学生時代は良かった。
 上流階級の子が英語なんか習うミッション系の学校で、花子は多少利発とはいえ、学問とは縁のない貧しい農家の子。この辺の悪戦苦闘は良かったんじゃないだろうか。
 そして、ハイライトであると同時に最も惜しい生涯の友、白蓮との出会い。実在の人物で、村岡花子との交遊も事実。
 この白蓮さんの人生が凄い。「大正3美人」と言われた美貌で、伯爵の娘だけど、愛人に産ませた子で、16で政略結婚、離婚と。演じるは仲間由紀恵で、最初は仲が悪かったりする。
 親友になるのだが、卒業後またも家の為に結婚させられ、遂には東大生と駆け落ちして新聞に載る程のスキャンダルに。
 白蓮さんの存在に花子さん、負けてる。「朝ドラ」の性格上、「赤毛のアン」を訳した花子を主人公にせざるを得ないのはわかるのだが、もう少し五分五分で花子が活躍してくれたら…。

 やっぱり「朝ドラ」の弱点で、主人公に余り過激な事はさせられないから、大戦や疫痢で子供をなくしたり、色々事件は起きるのだけど、何となく自然に片付いてハッピーエンドと。

 「赤毛のアン」は読んでないけど、学生時代のエピソードはほとんど「アン」から取ったそう…。
「曲がり角の向こうに何があるのかわからない。けれど、そこにはきっと素敵な風景があるはず」という「アン」のテーマをドラマ化してくれたら…。
 卒業式の校長先生の「ここで過ごした学生生活が、あなた達の人生の最良の時間だったら、私たちの教育は失敗で敗北です。ここで学んだ事を今後の人生に生かして、幸せをつかんで下さい。」

・「風のハルカ」が、余り語られないが結構な掘り出し物だった。余り語られないのは、ストーリーが一筋縄ではいかなかったからだろう。
 渡辺いっけいのお父さんが脱サラして娘二人を連れて大分の湯布院に越してくる所から話は始まる。念願のレストラン開店に。…店は2年で閉店。お母さんが来なかった事からわかる様に、母は始めから反対で、離婚して会計士に。父はアルバイト、娘二人もバイトで苦学しながら高校、短大へ。
 ハルカが短大を卒業し、妹のアスカは高校を卒業。 アスカを大学に行かせたいハルカ、父を捨てた様な母が嫌いだったが、妹の学費ねん出の為、母を頼って大阪で就職。
 ところがアスカ、趣味の小説が新人賞を取り、作家で学費はまかなえるようになる。ここから何と話は、ハルカの恋愛などトレンディードラマに!
これは意表を突かれた。勿論「朝ドラ」だからそんなにドロドロした展開でもないが、いい加減だがハルカを引き付ける幼なじみ。複雑な家庭の事情でグレた旧友…。離婚した母も、大阪で恋人と暮らしていて仕事か結婚か考え中~。更にハルカ、後半は湯布院に帰り、地元起こしの展開にもなる。
 が、トータルで残るのはハルカの憎めないキャラクター。結構しっかりした子だが、時々子供っぽい面も出す。よく泣く。泣くシーンが多いが、シクシク、めそめそという感じではなく、フラれちゃったよ、ウェ~ンという感じでほほえましい。
 …それにしても、最後に映画監督の凄い湯布院批判が出てきたなw。

「梅ちゃん先生」「ごちそうさん」スタート - ハートa.k.a.ジョニー

2024/07/15 (Mon) 08:53:24

・「梅ちゃん先生」視聴開始。おお、ヒロイン堀北真希! 顔だけは知てた。終戦直後、オンニャの子が女医を目指す話。
 合成で学徒動員の軍需工場のシーンからスタート。う~ん、堀北、イモっぽいお下げだがそれでも輝くような美しさ。しかし、お姉さん役のミムラ、お母さんの南果歩。美形家族だなあw。
 父が医学教授で、兄も医師志望とエリート家族だが、堀北はドジっ子という設定。さて、どうなる事か。地味な主題歌だなあと思ったらSMAP。

・「ごちそうさん」視聴開始。ヒロイン杏さん。大戦前後の食いしん坊の女性を主人公にしたもので、ヒロインがコックになるのかは不明だが、食がテーマというのも、スーパー戦隊ものの忍者や恐竜みたいに、「朝ドラ」定番モチーフなのだろうか。

~20話、序盤 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/07/21 (Sun) 09:22:29

・共に20話ぐらい消化。う~ん、率直に言ってどっちも現時点ではイマイチかなー。

 「梅ちゃん先生」の方が序盤はやや期待出来た。やっぱりダメな子が一念発起して医者を目指すという展開は盛り上がる。ただ、難関の医大へ合格するまでが少しヒネリを入れたがイージーだったなー。ここからは、女子医大の同級生グループとモメたり仲直りしたりの青春ストーリーになるが、さて。

 「ごちそうさん」はヒロインめ以子の家に理屈っぽい変人の帝大生(後の東大)が下宿してくる。実は少し前にもカフェでめ以子がアイスのクリームを飛ばして、気まずいコンタクトはあった。もう見当はつくが、ここから互いに思っているのに素直になれないコッテコテのラブコメ展開。この二人結局結ばれるんだが、この後どう盛り上げるのかね。

 2本並行して見ていて、一つ困った点。共に時代設定が戦前で、頭の中で少し話がWる。
 「ごちそうさん」の杏さん、長身にお下げが可愛い。これで選ばれたんじゃないかなあ。

50話! 初期篇 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/07/28 (Sun) 09:19:44

・共に50話程消化。ここまで「梅ちゃん先生」低迷。梅子、女子(医)大生になって医療の厳しさや問題にぶつかるかというと、まるでただの女子大生。同級生や家族、周囲の人々の間で色々事件は起こるが梅子自体の強いドラマはなし。

 いいキャラだと思うのは、まず父親役の高橋克実。マジメ一筋の医学部教授の頑固オヤジ。坊主頭が良く似合う。いかにもガンコ、という感じのいい声してて伊武雅刀かと思た。
 もう一人はキャバレー歌手役の宇野実彩子。AAAの人。歌がうまいと思った。少し前のアイドル歌手みたいな純朴そうなムードで、最初はあか抜けない食堂の店員だったが、歌が好きな事からご縁でキャバレー歌手という役柄にピッタリ。
 キャバレーのマスターみたいなバーテン。ハスキーな声だなあと思ったら、バービーボーイズのVoのコンタ! 役者さんもしてたのね。

 梅子、医大は卒業するが、医者になるまでまだインターンがある。父の帝大病院に。やっと医療ドラマとなるか。堀北、おどおどしたカマトト演技が気になる。

・「ごちそうさん」。め以子、帝大生と結ばれるが、嫁いだ先の実家が中々の伏魔殿。
 旦那以外は女だけの4人家族。夫の両親はなくなったが、まだ小学生ぐらいの妹は超内気で自閉症気味。父の後妻、義理の母(宮崎美子)は愛想はいいが、元芸者で着道楽。無駄に高い着物を買い込む。そして、夫の姉、義姉が、「姑」に相当する最大の難敵。
 「朝ドラ」。ヒロインが結婚するまで話が進んでも、意外と「嫁vs姑」問題は余り見た事がない。「おひさま」など、気持ち悪いぐらい、終始姑と仲が良かった。
 …かと思うと、あの「おしん」では、「佐賀地獄篇」と言われるほど、おしんを苦しめたのは姑だったりするが、あの鬼姑と並ぶ悪役みたい。こちらはコメディー仕立てだけど。
 頭からめ以子を嫁と認めず、追い出すつもりでハラスメント天国。関西のしきたりと1年間は家族と認めず女中扱い。3度の食事をめ以子が作るのだが、最初の難関は関東と関西の味の違い。まずい、の一言で料理を認めない。め以子も関西の基本的な薄口の料理のうまさがわからないが、数日の絶食でようやくまずかつおだしと違う昆布だしの味わいを理解する。め以子も黙ってはいず、なんでわからないんですか、と往来でつかみかかったりする。
 夫も市役所の建築関係の仕事に就くが、予算や旧来の方針で帝大で学んだコンクリート設計のノウハウはいかされず、古参の職員の元で慣れない木造建築をやらされ、赤門(帝大)はそんな事も知らんのか、と嫌味を言われる毎日。
 いいなあ。あっしの好きな戦うヒロインの舞台は出来た!

終盤へ(100話)~「trick」 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/08/13 (Tue) 13:22:44

・「ごちそうさん」白熱! 意地悪な義母、上機嫌だと思ったら、趣味の株式のカウンセラー&恋人が出来た模様。男の態度に不審な物を感じた家族、調べてみたら詐欺! 放心状態の義母。ガス自殺を図る。義母も嫁ぎ先でいびられ、子供を死なせ心に傷があった。何をされても天真爛漫で周囲から愛されるめ以子が憎かったのだ。「何であたしにはいい事がないのよ!」自閉症気味の末っ子「お姉ちゃんのいびつな心が悪いんや! みんな、心配して探してくれたんや! これでもいい事はないんか!」
 ここまで言えば、改心しそうだが、まだ粘る! まだめ以子が嫌い!

 義母、ケキョーク同じ初老の交際相手と結婚して家を出るのだが、無理に和解しないこの展開は良かった。

・「梅ちゃん先生」ドラマは急展開。梅子、町医者(世良公則…中々ムードのあるいい芝居をしている)のバイトを始めた事で、開業医をやりたくなる。…この辺も多少ガンコオヤジがすんなり認めないだけで、もう一つドラマは盛り上がらない。
 チョトひどいと思ったのは、梅子が担当していた陸上選手。失恋に肺炎。肺炎は治ったが、手足の挙動がおかしく、調べてみたらギランバレー症候群。日常生活に支障はきたさないが、アスリートとしての復帰は困難と。
 中々大変だが、この患者さんの役割は結局、梅子にお世話になったから、今度は開業の後押しをしようとオヤジにかけ合うだけ。よく言われる「朝ドラ」の悪癖。主人公補正というか、主人公中心がひどいなあ。あ、前はヒロインのドラマがなく、周りの人の話ばかりだと思ったが、このドラマと徹底的にソリが合わないのかも。

・「ごちそうさん」80話から再白熱。数年たってめ以子は3人の母に。悠太郎(夫)、仕事中の怪我で病院に。そこの女医がかつての結婚まで考えていた幼なじみ、亜貴子(いい女、と思たら加藤あい)。
 ゆっくり話す為に早出や、と嘘をついて早朝診療に。め以子、それに気づいて…。
 まあ、「朝ドラ」だし、最後はまた仲直りする事は目に見えているが、この脚本家(森下佳子)、中々粘る。
 わだかまりが数日続き、め以子遂に爆発。出てって下さい、と悠太郎を追い出す。(あ、その為に鬼姑を追い出したのか。あの姑は絶対夫の味方になるし、め以子を悪者にするからなあ)。
 め以子、勿論悠太郎を完全に嫌いになったわけではなく、周囲の勧めもあって亜貴子と対面。ポツポツ悠太郎との関係を話す亜貴子。共に災害で家族に不幸のあった二人。亜貴子、医者になる為に(学費援助)好きでもない男と結婚。その男も事故でなくなり…。「それだけの事です。悠太郎さんとは何でもないんです」「…そうですか」。普通なら、納得してこれで終わりそうだが。
亜貴子「もう、ええですか! こっちもつらい話をしたんです。そこまで話さなきゃいけない義理がどこにあるんです!」。
 なおも話こじれる。この脚本家やるなあ、と思っていたら、あの遊川和彦(「女王の教室」「家政婦のミタ」「純と愛」)とも関係あるらしい。

・突如「trick」を見る。仲間由紀恵主演の「お前らのトリックは全部お見通しだ!」ってあれ。部分的には知っていたが、ちゃんと見るのは初めて。よく出来ている所とう~ん、という所と半々。
 冒頭からフーディニの超能力暴きのエピソードから始まり、売れないマジシャン山田奈緒子(仲間)が上田(阿部寛)との掛け合いで次々に心理トリックの種明かしをする。この辺は面白かった。ただ最後、インチキ宗教の開祖(菅井きん!)との対決シーンは少々あっさり気味。
 そして、当面の敵の宗教団体の謎は暴いても奈緒子の父の不慮の死など、なお残る謎。「怪奇大作戦」だなあと思う。
 脚本家と出演者の人気頼りの「古畑」よりは好き。

・「梅ちゃん先生」、百回前に多少は起伏。梅子とはっきりと恋仲でもないが、漠然と将来を意識している松岡医師、米留学の話が来て梅子と別れを決意する。臨床医と研究医の違い。患者を治療するのは同じだが、臨床医は患者の治療が最終目標なのに対し、研究医は治療を進めるのと同時に学者として患者や症例をデータ、悪く言えば実験材料として見る側面がある。いつか考え方などぶつかるのではないかと危惧してだ(松岡の担当していた患者が治療を拒み、梅子の配慮により生きる希望を持ち、結果やはり入院、医学より家族との生活を望んだ経緯もある)。

 梅子の幼なじみの近所の鉄工所の息子、安岡(松坂桃李)。…の恋人役の佐津川愛美。何と言うか、垢ぬけないイモっぽい顔が可愛い。チョト調べたら、「ちむどんどん」で、あの「ガオレンジャー」レッド、竜星涼の奥さん役の人だ。シンケンジャーレッドとガオレンジャーレッドと付き合った女!

完走 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/09/01 (Sun) 09:07:33

・「梅ちゃん先生」完走。う~ん、やっぱり個人的にはイマイチだった。堀北真希は好きなタイプだが、このカマトトキャラはちょっと…。くよくよ悩んでいる内に、勝手に事件が解決する「朝ドラ」の悪癖。
 堀北真希の演技力ではなく、キャラ設定の問題。象徴的なシーン。かつて腹痛で倒れたのを助けた戦災孤児の少年。立派な社会人になっていたが、過労で倒れる。「(かつて梅子は)頑張っていれば神様は見ていていい事がある、と言ったけどウソだ! うちみたいな小さな会社、どんなに頑張ったって仕事は取れないんだ!」
 梅子、オロオロしてただ、ごめんなさい、ごめんなさいというだけ…。

 また、医師の世界ならではのドラマも皆無ではないが物足りなかった。学生時代、インターン時代、普通の大学や会社でもいいような内容。

・「ごちそうさん」。終盤、旦那の悠太郎は空襲の際、市民全部で協力して鎮火に務めるようにという国からの指令を無視し、焼夷弾は爆発して燃え広がるように出来とるんです、民間人がどうこう出来るもんじゃないんです、見たらすぐ逃げて下さい、と指導。しょっぴかれ、国家反逆罪は逃れるが左遷のような形で大陸へ。
 コック志望の次男、多少なりとも調理に関われるため、海軍に。この脚本家イヤな所で粘るんだよなあ、と思ってたら…。

 …まあ、なんちゃらあって終戦~最終回。少し食い足りなかったなあ。ともかく、おいしい物を食べるのは幸せである、というシンプルな発想と、杏さんの大柄で明るい個性で楽しめた。

 夫婦役の杏さんと東出は後にケコーンするが、最終回何か見ると役に入り過ぎてその気になったんだろうw。

「てっぱん」「おひさま」スタート - ハートa.k.a.ジョニー

2024/05/11 (Sat) 00:10:43

・朝ドラ「てっぱん」「おひさま」視聴開始。その前の「ウェルかめ」も見たかったが。何でも「朝ドラ」最低視聴率らしい。こうなると悪食派の血が騒ぐw。

・最初の数話見たが。第1回は「てっぱん」大幅リード。尾道の高校生でブラスバンド部のヒロインが野球部の応援でトランペットの独奏を始め、試合はコールド負けだが、思いっ切り応援出来て満足だぁ、と。帰りに川にトランペットを投げる老女に出会い、楽器を無碍に出来ず川に飛び込む。二度も。
 元気が良くてよろしい。老女はヒロインの祖母。ヒロイン、実はずっと家族と思ってきた家の子ではなく養女。血はつながっているが、母は早くになくなって引き取られのだ。母もトランペットや音楽が好きで家を飛び出したと。
 …ここからヒロイン、ミュージシャンになるのかと思ったが、そうじゃないらしい。第1話の飛ばしっぷりからやや失速気味だが、ウェットにもならず期待したい。

・「おひさま」は、バタバタした都会の主婦(斉藤由貴)の朝から始まり、昼の買い物の後、ふと気が向いて長野の田舎に行く。そこで、ムードのある老女(若尾文子!)に会い、漂う気品に彼女の半生を聞くという構成。斉藤由貴ではなく、この老女が主人公。
 戦前の都会から田舎に越してきた一家の話から始まり、ヒロインの母が原田知世。古風な髪形や着物も似合う。しかし、若尾文子さんが凄いなあ。自分が小さい頃も、中年~熟女だったが、まだお若い。

 「てるてる家族」(これは好評だったが)「ひとみ」「つばさ」と、変化球が続き余り好評でもなかったんで、共にオーソドックスな気がした。
 「てっぱん」はヒロインが陽性で、いきなり川に飛び込む第1話などちょっと「あまちゃん」を連想したが。「おひさま」は陽子というヒロインの名の由来は「太陽のように明るく」という事だが、まあ暗くもないが、そうコミカルな話でもないだろう。
 しかし、主演(成人)の井上真央と子役の子、似てるなー。

~20話付近、序盤 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/05/17 (Fri) 19:18:55

・共に20話程消化。

「てっぱん」。元気な第1話から、祖母が来て出生の事情を知り混乱するヒロインと家族。ナンチャラあってヒロインあかり、あんたは家や地元を出たらやっていけん、という祖母への反発もあり高校を卒業したら大阪へ。ドラマの常として巡り合わせで祖母の家(下宿屋)へ。
 家出した娘(ヒロインの母)との確執で冷たく心を閉ざす祖母、他の下宿人もプライドの高い実業団の駅伝選手、神戸浩の少し危ないサラリーマン、シングルファーザーとクセのある奴ばかり。

 あかり、みんなの心を開き、お好み焼屋オープンへ、という流れだが、もう一つハジケてないなあ。ストーリー全体は、「朝ドラ」だしそんなに過激でなくてもいいが、ダウン気味の展開とヒロインがあがる時の爽快な飛躍が欲しい。

 ヒロインが初めて大阪に来た時知り合った、陽気な自称モデル。どこかムードやオーラがあり、ただの役者ではないと思ったが、クレジットを見たらともさかりえ! これはわかんなかった。落ち目の芸能人役で役作りだろうが、デビューした頃はお嬢様、上品系アイドルだったからねえ。
 もう一人、駅伝選手のコーチ役が松田悟志。「仮面ライダー龍騎」のレン。こちらは髪型とか特に変えたわけではないが、コワモテ、ぶっきらぼうなレンとは違う普通の人で、これまたちょっとわからなかった。

「おひさま」。戦前の、大金持ちでもないが「おしん」やまだ貧しかった頃の日本の平均的庶民よりはやや上の中流家庭の女の子の話。ヒロイン陽子は、母(原田知世)は早くになくしたが、工場技師の父と兄二人との家族。長男は医者を目指し進学、少し成績は悪いが活発な次男は海軍予科練を目指す。
 で、陽子は母の夢だった教師へと。まあ、全体の流れはいいが、「お日様のように明るく」と陽子と名づけられている割に、ヒロイン、もう一つキャラが弱い。今の所は、色々な状況に振り回されているだけという感じ。

 目立ったキャラは祖母の渡辺美佐子。子爵夫人で、いいお歳なのにオシャレで高飛車。それでもどこか愛嬌がある。「てっぱん」の祖母富司純子も中々強烈なキャラだが、この頃の「朝ドラ」のトレンドだろうか。
 もう一人は陽子の同級生、仲良しトリオの「マイコ(芸名)」。おっとりしたお嬢様役で、ルックスはぴったり。アメリカ人とのハーフで、妻夫木聡夫人。

1/3の50話を越えて - ハートa.k.a.ジョニー

2024/05/28 (Tue) 17:57:14

・「てっぱん」何とか祖母の閉ざされていたお好み焼屋オープンへ。祖母のトラウマを開放し、育ての親の尾道と実の母、祖母の関西をつなぐ(自分の二つのルーツを一緒にしたい)お好み焼屋をやる、という流れはいい。だが、当初から気になっていたウェットさは一向に治らない。これ、最後までこうか?

・「おひさま」陽子、国民学校(小学校)教諭となり、多少話にハズミがつく。新米教師のドタバタ、悪化する戦局、生活という流れもまあいいが、前線に送られる予科練の次男、強引なお見合いで知り合った男性との恋、と泣かせるのか笑わせるのか、戦時中の窮乏生活を描きたいのか、もう一つ焦点が定まらない。

京野ことみ登場 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/06/23 (Sun) 19:03:26

・「おひさま」、戦局は悪化し、東京から姉妹で疎開してきた子は両親が空襲で死亡。ヒロイン陽子の女学校時代の仲良しトリオの東京にいた子、空襲で一命はとりとめるが助けてくれた男性と一瞬の恋、男性は死亡。
 陽子の家族も無事ではなく、予科練に志願した次男は特攻前に終戦で助かるが、軍医として戦地に行った長男が乗り込んだ潜水艦が爆撃され…。

 …終戦。国だかGHQの指示で、教科書の軍国教育的指導のある部分は墨を塗って削除。それはともかく、小学校教師の陽子、今まで教えてきた事は間違いでした、と言わせられるのはつらいよねえ。

 気になるキャラとしては、近所の農家の子。また凄いボケ顔メイクで、コントのバカ息子にいそうな、いかにも足りない顔。男優さんもアイドル的な部分もあるから、お笑いの人でもなければ、こんな役はイヤだろう。誰やと思ったら「柄本時生」。あの柄本明の長男! これは、ボケ役でも死ぬ気でやれッ! とパパから気合いを入れられたのか。
 「シン・仮面ライダー」の一文字役の人かなあ、と思ったらそっちは長男の柄本佑。

・視聴中断していた「カーネーション」を久しぶりに1話だけ見る。つまらないから見なかったのではなく、面白過ぎてもったいないんでおいしい物はとっといて最後に食べる、というあれ。
 昭和41年、「ミニプディ」という名称でミニスカートの時代が来る。もう「洋服」も当たり前の普段着になったが、女性が膝上まで足を見せるミニスカートはまだ抵抗があった時代。ヒロイン糸子も躊躇しながらも、客の反応をうかがいGO! センス何か微塵もないが金儲けには熱心なメーカーの北村を説き伏せて大量生産。糸子、デザイナー、トレンドセッターとして最後の輝きか。洋裁関係者のパーティー、娘3姉妹は既にちょっとしたスターでサインを求められたりする。
 関西弁でおどけた雰囲気ながら、画面全体の高級感、品格とかやっぱり凄いなー。

・「おひさま」陽子妊娠。華族のお婆様も応援で陽子の家に。このドラマ、とにかく登場人物がケンカしたり「陰」がないのだ。朝ドラで最初に見た「おしん」が貧困とか、貧しさが生む悲惨さが例外で、大体最終的には明るい話になるのだが、長男の戦死とか戦時中の暗いエピソードを除けば、バカ明るいコメディーでもないが微温的にいい人ばかりのぬるさ。一層ぬるい暖かさが延々続く。

・「てっぱん」。ヒロインの下宿にかつて住んでいた下宿人の娘役で京野ことみさん登場。「ショムニ」で初めて見た。この人もかわいいけど、少し地味だな、長くは売れないだろうと思ってたら、結構「朝ドラ」とか出てるなー(「だんだん」にも出てたし、「なぞの転校生」にも)。少しかわいくて少し個性的。案外使いやすいんだろうか。

 …京野ことみ大活躍! 再三言っているが、このドラマ、ひたすらいい人ばかり出てきて(少し問題のある人もすぐ改心したり、裏に善意があってそれはすぐ明らかになる)、生暖かい優しい「感動」展開が延々続く。勘弁して下さい、と言いたい程。

 ことみのキャラだけは少し違う。一流会社のOLで休暇をもらったからと日参し、ヒロインの店にも臨時バイトで入る。一流企業のノウハウで売り上げを上げるが、様子がおかしい。結婚する予定だった同僚と別れ、会社も退職。おなかには赤ちゃんが…。
 プライドが高い個人主義者で、家族の様な付き合いをするヒロインはじめ周りの人とノリが合わない。ベタベタ甘いドラマにいい緊張感を与えている。
 神戸浩の売れない画家。例のゆっくりしたキャラだが、とつとつとした邪気のない言葉が染みる。
 この人の存在でドラマ全体が2段も3段もビシッとしまったなあ。最優秀助演キャラクター賞。

チョト脇道 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/06/26 (Wed) 20:37:24

・なぜか突然「古畑任三郎」第1回を見る。犯人、中森明菜。

 …良くない。推理部分が。被害者は倉庫に閉じ込められて窒息死するわけだが、犯人の女流漫画家の原稿の1部を破りとっている。古畑、ダイイングメッセージではと推理する。
「ペンがあるのになぜ、名前を書かなかったか。第1発見者はあなたに決まっているから、書いたら捨てられる。つまり、絶対に捨てられるから書けない。書けないという事であなたをさしてるんです」…もう滅茶苦茶。単純に犯人の描いた原稿だから、それが犯人を指しているとも取れるし、それも破棄される恐れもある。
 また、犯行場面(倉庫に入れて鍵をかける)では殴らなかったのに、明らかに殴られた傷。「事故ではなく殺人だと示したんです」。死ぬ間際にそんな事をする度胸や余力があるんだろうか。犯人の中森は鍵をかけた以外、全く手を下していない。撲殺した後があれば混乱するだけだ。
 このほかにも「冷蔵庫の」1カ月前の卵で料理した事から、最近この家に来たそうですが、なぜ卵が新鮮で食べられると思ったんですか、と嘘を見抜いているが、冷蔵庫の卵は数カ月は持つという指摘もあったそうだ。
 前にも1度見た事はあって、ザル推理だった。三谷幸喜が一人で書いてるんで、ミスや独善は仕方ないとも言えるが、シナリオに金をかけない日本のエンタメの貧しさを感じる。
 本家「コロンボ」は、元のシナリオも数人で書くが、その上会議でおかしな所がないか、徹底的にミーティングされると聞いた事がある。
 金(製作費)がないわけじゃない。キャストは豪華だ。シナリオに金をかけないのである。田村正和やゲストの演技力だけで持ってるなあ。

・ぬるく生暖かい「おひさま」。百回を超えて突如急展開。冷たい感じの陽子の学校の校長、突如陽子を訪ね、来年優秀な教師を迎えるのであなたか高橋先生(陽子も教わった教師)にやめていただきたい。また、帰宅すると長女が発熱。当時子供には生死を分かつ事になった肺炎。
 …何だろう。余りのぬるさにどっかからクレームが来たんだろうか。基本OPは穏やかなインストだが、時々謎の歌も入る。

・「仮面ライダー鎧武」23話。虚淵玄らしい名言の嵐だが、DJサガラと紘汰の会話が興味深かった。
 ここまでのあらすじを言えば、地球にあちこちクラック(裂け目)が出来、「ヘルヘイム」と呼ばれる異世界の森とつながる。これは大宇宙の自然の摂理で、生物がいつか必ず死ぬように文明が進み過ぎた星には必ずヘルヘイムの浸食が始まる。ヘルヘイムの森はがん細胞の様な物で、部分的には閉じたり侵食する植物を焼き払い駆除も出来るが、いずれ猛スピードで地球を覆うのはわかっている。この森では食物は果実しかないが、食べた瞬間、人間は理性を失い「インベス」という小柄な怪物になる。
 最先端の科学技術を持つ大企業「ユグドラシル」は、ヘルヘイムの脅威を知り、果実の栄養だけを摂取し、人がインベスにならないベルト型の装置「戦極ドライバー」を開発する(アーマードライダー=仮面ライダーにも変身出来るがこれはインベスと戦う為の副産物)。
 人類に残された唯一の救済装置だが、問題は今から世界中の企業、工場が生産に乗り出しても、ヘルヘイムの森が地球を覆うまでに作れるのはおよそ1億本。地球人口は40億。紘汰(主人公)「残りの人間は見殺しにするのか!」凌馬(科学者)「そんな生ぬるい事はしない。インベスになって人間を襲うかも知れないからな」。
 39億の人間を見殺しにするのか、と苦悩する紘汰の前に現れたDJサガラ(当初からプロジェクトに関係する謎の男。アダムとイブの蛇に相当する、善悪やエゴを超越してただ状況をかき回す観察者)が言う。
紘汰「誰かを守る為に誰かを犠牲にする。そんな力いらない!」サガラ「お前が憎んでいるのは希望の対価に犠牲を要求するこの世界のルールだ。そんなルールぶっ壊せ! ユグドラシルがなぜそんなルールに従うか。弱いからだ! 弱いからそんな世界の残酷さにやすやすと屈服するんだ。世界を作り変えろ!」
 「龍騎」で提起された問題。沢山の人を救う為に一人を犠牲にしてもいいのか、というアポリア(難問)から「仮面ライダー」は逃げない。
 また「デビルマン」や多くの性悪説ドラマで提示された、人間はおろかで醜いというテーゼとも、対決姿勢バリバリ!

終盤戦、「てっぱん」終了 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/07/14 (Sun) 06:23:05

・「おひさま」、戦争の傷跡も薄れ、ヒロイン一家、宝くじを買って当たったら何を買おうとはしゃいでいると、アル中気味の客、うるさい、と暴れ出す。
 男は陽子の初恋の人、功一。満州を理想の国と思い新妻と渡るが、実際は戦場で地獄のようなありさま。妻を亡くし帰国したら家も家族も空襲で亡くした。俺は戦争の事を忘れない、そんな人間が一人くらいいてもいいだろう、と言い残し陽子と別れる。
 無理を感じるほど明るい「おひさま」の世界にさした陰り。

・「てっぱん」母の入院に帰省し、自分が実の父と会った事で心労を与えたのでは、と心を痛めるあかり。そんなこと気にする人じゃない、と和尚。母親賛歌になっていく。まあ、この件だけ見たらいい話かも知れないが、「朝ドラ」の母親賛歌、主な視聴者層たる主婦への忖度では、と勘繰りたくなる。一番ひどかったのは「ちりとてちん」で、ヒロイン、落語家としてやっと芽が出た矢先に、やっぱりお母さんが一番偉い、と主婦業専念。今までの紆余曲折や奮闘は何だったんだと。

・「おひさま」が終盤130話当たりから中々の加速。教師は退職した陽子だが、かつての教え子が集まり出し、陽子も基礎的な算数、読み書きは教えるが、陽子の恩師の先生も裁縫を教える事になり、家が私塾みたいになる。昭和20年代の話なんで、まだ服とか地味だけど若いオナゴが集まると華やか~。
 ところが一転! 火事で火元はやや遠かったが、風で火の手が伸びヒロインのソバ屋も…。ケガ人は出なかったが、家はほぼ全焼。この家をよりどころにいつも明るかった義母(樋口可南子)の喪失感の演技が絶妙! 力なくムリヤリ笑う所など怖い物すらあった。

・「てっぱん」、まずヒロインあかり、下宿人(駅伝、マラソンランナー)の薫と、鰹節屋の社長一(はじめ)から思いを寄せられている。一方、あかりの店のバイト、のぞみ(京野ことみ。元一流企業OL。妊娠中)も下宿のバツイチ中岡とあかりの兄、欽也から思われていると、ここに来て三角関係が重なる「男女七人夏物語」化。

 のぞみの方は、中岡と欽也、顔とか条件は五分か。共にサラリーマン。中岡はそろそろ中学に上がる大きい子供がいるが、のぞみもおなかに子供がいる為、ハンデがなく五分とも言える。
 のぞみの好みは五分五分くらいだが、選んだのは欽也。中岡は子供がいるのが、自分の子と対等に愛せるだろうか、連れ子に負担をかけないだろうかと辞退。欽也は逆にこちらが子連れなのが欽也に負担をかけないだろうか、子供が大きくなった時、いつも家にいる父親が本当の父ではないと知った時、ショックなのではないか、と最初冷たい態度を取るが、あかりの家に来て、家族の暖かさ、同じ境遇のあかりがグレずに明るく育ったのを見て、この「家族」に賭けてみようと結婚を決意。

 一方あかりは、あかりの為に下宿もあかりの店も畳もうとした初音の気持ちを誤解し、腹を立てヤケで薫の元に行こうとするが、あかりの自暴自棄を感じた薫、本当は魅せや初音が好きなんだなと気づき、身を引く。お調子者だが小心な一は戦わずして退却(爆)。
 これは少~し意外だった。薫は典型的な最後においしい所を持っていく二枚目タイプ。ヒロインと出会った時はつんけんして、ケンカ腰だが、最後は俺の元に来い、とか言ってヒロインをハグするタイプだったからねえ。

 初音もあかり以外の下宿人は出ていくが、お祭りで和解し、下宿はわからないが店は継続。ただ、初音はお好み焼に専念、初音は得意の料理の腕を使い、定食屋へと。

 …あー、しんどかった。「7人物語」化した終盤以外、ひたすら暖かい人情オンリーでつらかった。終わり良ければすべて良し、で何とかまとまった感じ。
 やっぱり一番光ってたのはおばあちゃん役の富司純子。で、「朝ドラ」はお母さんがいい所を取る、の法則で安田成美も影のヒロインだったなあ。遠藤憲一、柳沢慎吾、尾美としのり、川中美幸、赤井英和もいいキャスト。
 異色キャラで良かったのはやはり神戸浩。出てきただけでウケたのは欽也役の遠藤要氏。下ぶくれで、こんな人いる! うちの会社にもいた。妙~ウなリアルさがあるなあ

 …と、wiki見たら、勿論役者だけど、その後違法賭博で事務所解雇。飲み屋を経営するが2度の暴行事件…。

「おひさま」完走 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/07/15 (Mon) 08:38:33

 「おひさま」完走…つらかった。貧乏性で見始めた以上、最後まで見たが本当につらかった。
 ホームドラマでイメージされる、家族全員でハッハッハと笑うシーン、あれが延々半年続いた感じ。
 勿論、多少話に暗い影がさす時もあるが、大体はすぐ次回で解決して、またハッハッハ。一番暗かったのは戦時中ぐらいか(ヒロインの兄、恩師の婚約者が戦死)。
 感情の起伏の激しいキャラも大変だろうが、年中明るく笑っている役も大変だったろうなと役者さん達に同情する。

 一体制作者はこのドラマを通じて何を言いたかったんだろうか。「笑う門には…」で、年中明るく笑っていなさい、という事だろうか。
 メッセージ何かなくてもいいが、それなら「あまちゃん」や「てるてる家族」みたいにカラッと笑わせて欲しいし、「ちゅらさん」の様に起伏のあるドラマ作りで楽しませてほしい。

 とにかく、ドラマ(ストーリー)としてはしんどかった。しかし、例によってかわいい子が出てくれば何でもいい、というドスケベエ視点で見れば、ヒロイン井上真央(安達祐実に似てる)、聞き手が斉藤由貴、母が原田知世、女学生時代から終生の友となる「白紙同盟」のマイコ、その他成長したヒロインのかつての教え子達とまあまあ華やかだった。

 余りにも起伏がないという声は多分、現場にも届いていただろう。最終回近くは結婚後ずっといた蕎麦屋が火事でなくなったり、旦那がずっと帰ってこなかったり色々あったが、最後の最後、現在の「白紙同盟」で黒柳徹子、司葉子が出たのは驚き。

「時かけ」「なぞの転校生」… - ハートa.k.a.ジョニー

2024/06/09 (Sun) 17:40:45

・「タイムトラベラー」(「時をかける少女」のNHKでの初ドラマ化)、最終回がagaっていた。NHKにはビデオは残されていなかったが、最終回だけ録っていた家があったそうだ。

 …流石に素朴なセットなど古めかしいが、その空気感が懐かしい。芳山和子役の島田淳子(のち柳ジョージ夫人)が中学生という設定にしては大人びてるな、とか思うが、特に強い違和感はなし。
 興味はテーマがSF、神秘性なのか、初恋の切なさ、ロマンスなのか。原田知世主演の映画「時かけ」は後者に焦点が置かれ成功したと思う。SFとしてはそんなに大した話ではない。
 NHK版はややSF面に重点が置かれていたが、最後に芳山和子が「別れたくない」と彼の胸に顔をうずめ、やはりロマンス面も描かれていた。

・ルパン三世の少年時代を描いた「LUPIN ZERO」1、2話視聴。…多少の賛否両論が来そうな、これはこれで面白いという人もいそうな…。
 舞台は日本で、中、高校生時代のルパンはルパン家の豪邸に住む子息ではあるが、昭和の男の子の肩かけ式のバッグで割と庶民的。…時代は昭和で、「ド根性ガエル」のあのムード。相棒はやはり若き次元。普通の厨房なのにいつも拳銃を持ち歩いている。
 この二人組が例によって事件に巻き込まれたり首を突っ込んで、いつもの大活劇が始まるのだが…。
 どうだろう。「ドラえもん」や「ド根性ガエル」の昭和世界で活躍する中坊時代のルパン。これが受け入れられるかどうか。
 また、OPやED等「第1シリーズ」へのオマージュが見られる。作品自体は親しみやすい第2期的だと思うが。まあ、この辺のアバウトさもルパンらしいとは思う。
 有名キャラの過去を描くスピンオフとしては「ヤッターマン」の「ドロンジョ」が、ギャグアニメの原作からヘビィーなダーク展開で秀逸だった。どうせならあのくらいの飛躍も見たかったが。

・見つけてしまったのでNHK少年ドラマシリーズ「なぞの転校生」も見る。ごく普通の中学に、不審な転校生が…。
 主演は高野浩幸。「バロム1」の優等生の子。SFストーリーは大したことないんで略。優等生的におとなしい高野君や展開が心地よくもあり、違和感もアリ…。とにかく50年前の作品だから、昭和のNHKの少年ドラマというイメージ通り。見覚えのある担任の先生は岡田可愛だった。
 秀逸なのはヘリで住宅街~工場地帯を俯瞰するOP(ED)。不安をあおるインストのテーマが、SF心をくすぐる。

・で、「時かけ」も何度もドラマ(アニメ)化されているが、「なぞの転校生」もドラマ、映画化されている。テレビ東京のドラマ版も見る。
 こちらは流石に学生の会話、空気など今風。評判もいいので楽しみ。

突然マイブーム「龍と苺」「響」… - ハートa.k.a.ジョニー

2024/06/12 (Wed) 19:00:15

・「龍と苺」(少年サンデーコミックス)。あの「響~小説家になる方法」の柳本光晴の新作である。凄い! 舞台が変わっただけでほとんど「響」と同じ!(爆) 荒っぽい(が、キュート)中学生の女の子がたまたまおそるべき将棋の才能があって、傍若無人な言動で問題を起こしながら棋界に嵐を巻き起こすと。

 パンクだなあ、と思う。「響」は3、4巻当たりで離脱した。ヒロイン響の暴走は痛快だが、パターンが見えてきたからだ。これもそうだが、時間がたつとまたあのキャラに会いたくなった。基本的には「響」と同じパターンなのだが、暴れっぱなしでは収拾がつかないので、ストッパー、制御に保護者立場の初老のカウンセラーからゴチンと殴られて止まる所や、力づくで無双の進撃をするのは同じでも小説家としての筆力より、よりストレートなバトルの将棋の方がムリがない。本作も最後まで付き合えるかわからないが、とりあえずスカッとしたバトル漫画を読みたい人には勧める。

 余談1。将棋やチェスと言ったボードゲームは漫画にしづらい。勝負のスリル、あや、駆け引きを描きたくとも、簡単過ぎると笑われるし上級レベルは知らない人はついていけない。その点では「麻雀」は専門の漫画誌があるぐらい、ドラマチックな展開があり漫画向きだなあと思う。
 2。作者は電通大出身(卒業したかは不明)。流石理系脳で、棋譜は自分で考えてるみたい。麻雀漫画は展開は作者が考えても、具体的な配牌は麻雀プロが考えたりチェックすると聞いた(それでもたまに牌の数が合わなかったりミスがあるそう)。
 漫画を描きながら、棋譜も考えるとは凄いが、連載時にはミスがよくあるみたいw。
 3、ふと思ったが、荒っぽいがダサい説教とか排したスタイリッシュさ、硬質なキャラ。これは「兎」(麻雀漫画)だ。あれも加齢臭漂う麻雀の世界に、ドライな若者たちを投入した傑作だった。

・映画「響」も見る。作者もプロデューサーも初めからこの子しかいない、と決めたという平手友梨奈だが確かに「響」そのまんま。同時になぜこの映画がコケたのかもわかる(制作費やDVDなどの売り上げも考えればコケてない説もあり)。単純に、かわいくないのだ。
 漫画はヒロインのインパクトで読ませ、映画はその衝撃性を再現するのには成功したが、とにもかくにもアイドル映画は何よりも主役のアイドルが可愛く映っていなければならない。
 「響」と「苺」は似たような話だが、「苺」の方が可愛いのでこっちを映画化したらよかったのであ。

「なぞの転校生」完走… - ハートa.k.a.ジョニー

2024/06/23 (Sun) 19:16:31

・「転校生」りりぃさん登場。別世界の女王様。ハスキーな声やどこかただ物ではないムードはいいが…。老けたなあ。若い頃はきれいだったなあ、と感慨にふける。

 …12話完走。ん~、亀和田武氏が絶賛しているが、あっし的には「まあまあ」。約半世紀前のNHK版と比べると主役や高校生の会話など今風にし、SF部分を強化したが、そう抜本的には変わっていないと思う。
 やっぱりテーマは過ぎ去った日々の仲間や思い出じゃないだろうか。12話というちょっとした長丁場何で、コメディーやアクションと多少展開も色々。SFとしては、それ程の奇想やカタルシスもなかったけど、ま、いーか。
 NHK版に出ていた高野浩幸氏が主人公の父親役で出ていて、そっちとも少し関係しているのは、「ウルトラセブンX」を思い出した。

「だんだん」「つばさ」スタート - ハートa.k.a.ジョニー

2024/03/29 (Fri) 22:48:35

・「ちりとてちん」「瞳」の最終回は明日見るとして、「だんだん」「つばさ」スタート。知てる?
 「だんだん」はマナ・カナ主演でそっくりさんという設定。かたや歌手志望の漁師の娘。片や祇園の舞子。ここからどう発展するか。

 「つばさ」は、多部未華子主演の和菓子屋を舞台にしたもの。奔放な高畑淳子の母親が家出してずっと高校生の多部が母親代わりに家事を切り盛りしている。そこに10年ぶりに帰ってきた母…。
 コメディーに振り切って…カナーリ評判悪かったらしいw。悪食派の血が燃えます。

 「だんだん」も評判良くない。ん~、「朝ドラ」、最初に「あまちゃん」「おしん」と硬軟両極だけど秀作を見たから、その後がつらいけど、まあ駄作もある程度耐性が付いた。半年もやるもんだから、多少はどっか面白い所はある。これまで一番つらかったのは 本仮屋ユイカの「ファイト」。ユイカちゃん、しみじみ悩むだけで何もしないんだもんw。でも、最悪でも俺はドスケベエだから、かわいいオンニャの子が出るだけでいい!

序盤 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/04/04 (Thu) 17:08:27

・「だんだん」「つばさ」。共にテーマ曲がインストでなく、竹内まりや、アンジェラ・アキ。

・ごく序盤は「つばさ」リード。多部未華子が元気がいい。少し大げさ過ぎるギャグが気になるが、まあ地味地味よりは…。

 しかし、「だんだん」10話当たりから急展開。瓜二つの舞妓と普通の高校生の二人はわけあって生き別れた実の双子。双方の親は必死で事実を隠そうとする。二人がそれに気づくまでの展開は少しじれったかったが、一気にスリルが増した。舞妓ののぞみ、姉妹のめぐみを呼び出すと強引に化粧や服を交換し入れ替わり。この辺はスリルもあり面白い。

 「だんだん」は石田ひかりがきれいで、「つばさ」は高畑淳子さんがキレイだなーと思う。

 「だんだん」でめぐみのやっているバンドのレパートリーでもあり、印象的に使われるのが松田聖子の「赤いスイートピー」。そんなに派手な曲でもないが、鼻歌などでちょっと口ずさみやすく、地味に染みる名曲でいい選曲だと思た。

中盤~ン - ハートa.k.a.ジョニー

2024/04/13 (Sat) 16:16:45

・自分の中でだけど、「だんだん」がリードしてきた。「つばさ」は、奔放なオカンが家庭をひっかき回すコメディーからヒロインが幼なじみを巡っての三角関係と、ドラマの焦点が定まらない。
 ところでこのドラマ、多分に「時間ですよ」とか久世光彦の水曜劇場を意識している気がする。いきなりビキニのサンバチームが出てきたりするのは「ムー一族」とかのぶっ飛び演出だし、ヒロインが屋根の上で近所の幼なじみとギターで歌う所などもろ。しかし、こういうギャグやセンスは時代的な物が大きく、あの時代('70年代)にはほど良くぶっ飛んでいて面白かったが、今は…。

・「だんだん」はシビアなドラマが好きなせいか、生き別れた双子のヒロインめぐみが出生の秘密を知った当たりから面白くなってきた。その後めぐみが介護士を目指し、専門の大学が京都にしかないので、のぞみ(双子の妹)の家に下宿。めぐみと暮らす中、生まれてから舞妓の世界しか知らないのぞみは、里心が付き、芸妓や生まれた時から決められた自分の人生に疑問を持ち始めると。素直だっためぐみの弟も、複雑な家庭の事情に混乱し、グレ出す。
 こういう展開好きだなあ。
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・70~80話と中盤まで来て、ますます「だんだん」リードを広げる。

 「つばさ」はフォーマットは出来てきた。ヒロインのつばさ、ナンチャラあってローカルFM局のスタッフになり、局のメンバーや近隣で家族関係のトラブルがあると、番組のコーナーに絡ませ、何とか解決すると。ただ、集中して見てないせいか、これだ! といういいエピソードはまだないなあ。

・「だんだん」はわけあって生き別れた双子のヒロイン(マナカナ)が、再会を果たし、生後別れた理由も知り、悩む二人に元ボクサーのお父さん(吉田栄作)が、本当の俺の生きざまを見せると、20年ぶりに1夜限りのボクシング復帰。これも「朝ドラ」らしからぬドラマチックな展開だが、まあ盛り上がる。
 父の熱いファイトに感動したのぞみ(双子)は、芸妓の道を断ち、紆余曲折あってめぐみ(双子)と、歌手の道に。
 ここからまた、プロ歌手の一筋縄ではいかない売り出しストーリー。懇意のラジオ局に二人の歌を流してもらい、双子という事は伏せて期待と好奇心をあおる。そして、初ライブでドラマチックに双子という事を見せ話題作りと。
 …本当にやりそうだなというか、これ大黒摩季がとった戦略じゃないかなー。双子じゃないけど、各種タイアップ曲のヒットで注目されながら、CDとポスターのみで本人はライブはおろかTVにも出ず、話題を集めて、バーン!と有明ライブ(行た)。
 ドラマはそうとんとん拍子にはいかせない訳で、メジャーデビューは決まったが、インディーでの2ndシングルは伸び悩み、レーベルが欲しいのはヴォーカルの二人だけ、と。ベタでもこういうストーリーは引き付けられる。

終盤戦? - ハートa.k.a.ジョニー

2024/04/27 (Sat) 23:30:20

・「だんだん」双子姉妹、デビューはしたもののケキョーク、姉が私のやりたい歌じゃない、と言い出し解散。妹の方は歌手を続けるが煮詰まり、元の舞妓に。姉は元々の志望の介護士、更に看護師の資格も取ろうと奮闘と…。

 う~ん、ヤパーリ、歌手デビューから解散までが山場だったかなー。この後もチョコチョコトラブルとかあるけど、もう一つパンチがないし、簡単に収まっちゃう…。

・「つばさ」はそれ程の事件はないが、安定のフォーマットでまあまあ見れる。絵に描いた様な小心者の小デブ、派手なお母さんに振り回されるお父さんが、実は昔裏社会にいて、かつての弟分から狙われるのでは、という展開は少しは目を引いた。

 さて、どちらも120話(全150話ぐらい)を越えたけど、これから大きな盛り上がりがあるかなー。

完走、感想~ウ - ハートa.k.a.ジョニー

2024/05/13 (Mon) 19:26:01

・「だんだん」「つばさ」完走。共に最終回はまずまず…まー、正直に言えば、やっぱり波乱なさ過ぎと思ったけどね。「朝ドラ」という性格上、変に問題を残して終われない。

 「つばさ」は最後の山。ラジオポテトの主催者、昌彦の転勤に結婚してついていくかを拒否。地元のDJになり、ロマンス関係は1度別れた幼なじみとよりを戻し遠距離恋愛になる事を示唆して終了。
 あ、触れなかったが雑誌記者になった幼なじみの子(吉田桂子)が地味っ子好きにはツボかな。

 「だんだん」は、最後のキモはガンになった祖母が死ぬかと思ったが、新しいチーム療法や孫の姿を見て気力を取り戻し、延命成功と。最終回ちょっと祇園になじめなかった子が家出。もー、解決する時間がねーぞ、と思ったら…。
 う~ん、まあ、みんな落ち着く所に落ち着いてきっちり大団円かな。…それなら芸能界とか通らずに普通に暮らしてたらいいじゃん、という気もするがw。

 2作ともやっぱり物足りなかった。そこそこ面白いエピソードはあったが、ヒロインの強いキャラやテーマが見えず、ただその場の面白さでドラマが起きては完結する、みたいな。

「ちりとてちん」スタート - ハートa.k.a.ジョニー

2024/02/10 (Sat) 05:11:55

・「ちりとてちん」10話程見る。何をやってもドジっ子、中途半端な女の子がなりたい自分になる、と一念発起して噺家を目指す話で、家出した当たり。まだ駄作か良作かはわからない。

 で、キャストの話でもするが、ヒロインの貫地谷しほり。スピードの今井か島袋に似てるかなあ。まあ、普通にかわいいけどそんなに強い個性はない感じ。地味なダメ子ちゃんキャラで、まあこんな感じでしょう。
 最初に驚いたのは父親役の松重豊で、よく見る顔だけど、母親役の和久井映見より首一つ大きいと思ったら、188cm! こんなにプロレスラー並にデカいとは知らなかった。和久井さんも懐かしい。
 おじいちゃんが米倉斉加年! まだ驚いたのがおばあちゃんの江波杏子! 緋牡丹お竜さんですよ。凛として凄い華がある。
 ヒロインと偶然、同姓同名で逆に何をやっても優等生のマドンナ役が佐藤めぐみ。この人、「あすか」にも出てなかったっけ、と思ったらそれは「佐藤仁美」。今はおばさんになったけど、若い頃はちょっと小悪魔的なキュートな感じが似てる。
 で、そのお母さん役が生稲晃子! 出たぁ~w。

・「カーネーション」もう終盤で、面白過ぎてちょびちょび見てるが、また激震! おとなしいいい子ちゃん、優等生タイプの長女優子。ヒロインの母、糸子の店から独立を申し出る。「お母ちゃんのやり方はもう古いんや!」。
 これはシビアな場面で、かつて母の糸子も呉服屋を経営する父に「お父ちゃんのやり方は古い、もうそれではやっていけん!」と父の仕事を否定し、店を乗っ取るような形で今の店を築いたのだ。
 娘に言われた~、と裏で泣く糸子だが、この辺をコミカルに描くのが中々。また、この騒動を「これで済んだの?」とニコニコ見ている母の千代も中々。

・「ゲゲゲの女房」もラスト3話。やっぱり貧乏時代の頃が良かった様な…。このドラマのテーマと言うか、見るべきは…。
1、「見合い結婚」という恋愛、男女のあり方もある。恋愛至上主義。自由な恋愛こそ素晴らしい、男女の最高の結びつきであるという幻想。そんなにも「自由恋愛」は「自由」に誰とでも付き合える最高の恋愛の形なのだろうか。確かに見合い結婚は、一見不自由で恋愛弱者のやる事かも知れない。しかし、見合いでいいパートナーと絶対に巡り合えない、という事もないのではないか。お見合いで結婚したよくわからない相手を結婚してから好きになってもいいのではないか。
2、「主役ではない、主役」。一般的なドラマのセオリーとして主人公はアクティブ、能動的である事がある。自分から動いて何かを勝ち取らなければいけないのだ。「朝ドラ」のヒロインも大体は、夢に向かって奮闘する。しかし、本作のヒロイン布美枝は優しい子だが、長身のコンプレックスから内気だ。前に前に進む事だけが人間の生き方だろうか。まさに女房役、前に出て戦う人間を後ろから支える生き方もあるのではないか。
 …「カーネーション」の糸子の失恋と対をなしてるなあ。あれは糸子がバリバリやり過ぎて、ただのテーラーの男とは釣り合わなくなった。

 が! それはそうと、このドラマの安らぎ、安心感はヤパーリ、あらかじめ約束された「成功」にあるんじゃなかろーか。水木しげるはいうまでもなく日本の漫画家を代表する手塚治虫と並ぶ天才で、今も「鬼太郎」はアニメ化されている。やっぱり金がなくても支え合った美しい夫婦愛も、歳とってもず~ッと貧乏だったらつらかった様な…。

「瞳」スタート - ハートa.k.a.ジョニー

2024/02/11 (Sun) 08:30:28

・「ゲゲゲの女房」完走。う~ん、やっぱり「鬼太郎」のヒットで貧乏から脱する当りがハイライトで、後は特にこれというドラマはなかったかなーと。
 最後に鬼太郎や妖怪達が出てくるが、どうせならこういう幻想的なシーンも多用したら、と思った。

・「ちりとてちん」。家出したヒロイン、廃業した様な落語家の家に転がり込む。…この辺の展開はまあいいが、コメディー演出が少しわざとらしく笑えない。この違和感、何とかなるんだろうか。慣れるかな~。

・「瞳」スタート! 今度のヒロインは(ストリート、ヒップホップ)ダンサーを目指す子の話。それに里親制度を絡めたそうだ。ヒロインは榮倉奈々(えいくらなな)。杏里みたいな、小顔。
 シングルマザーの母(飯島直子)と北海道で二人暮らし。祖母が亡くなって、東京の月島へ。祖父の西田敏行は子供好きなのか、3人の子の里親。それが、祖母が亡くなって、里親になる権利がなくなりかける。「里親」というのは、正式な養子とかではないが、事情で親と暮らせない子供を引き取り一緒に暮らす制度。20歳以上の男女の同居人が必要。このままでは子供達と泣き別れ、何とかしてくれ、という祖父。母は父と仲が悪く同居はムリ。で、同じく母一人で淋しい子供時代を過ごしたヒロイン、あたしがやる!と。
 血のつながらない子供達との共同生活。目指すはヒップホップダンサー。ここからどう話が転がるか。…実はあんまり評判良くないです。「朝ドラ」はエンディングに凝るが、今回ヒップホップダンスのムーブ(頭でクルクル回ったりするあれ)紹介。素晴らしくダサい。
 キャストでは木の実ナナ、飯島直子が華があるなー。西田敏行は、やっぱりうまい。ヒロインがダンススクールの試験で踊るシーンがあったが、流石にスラっとスタイルがいいし、ダンスの上手い下手はわからんけど、なんかうまいなー。
 月島の地元の知り合いの婆さんが菅井きん! 出たぞ、きん! ヒロインのバイト先の食堂の調理人の一人。どっかで見た顔、おおおお! 高田延彦! 何でここに!?

「瞳」「ちりとて」序盤 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/02/17 (Sat) 08:02:23

・「ちりとてちん」キャストから興味深くノッてきた。スリムなフリーの雑誌記者が原沙知絵。たまり場となる居酒屋のおやじは「ちゅらさん」「ちむどんどん」の人かと思ったが、キム兄。この手のヒゲオヤジはわからん。ヒロイン、喜代美が転がり込んだ廃業同然の落語家が渡瀬恒彦。事情で関西の落語協会からにらまれ、一門もバラバラ。アフロの乱暴な大男青木崇高のみがついていると。それはいいが、別れた弟子の一人が波岡一喜さん! 「ライオン丸G」「鎧武」のシド!

・「瞳」、ヒロインがダンサーを目指す当りがメインかと思ったが、里親問題。3人の里子との関係がクローズアップされてきた。初対面の挨拶こそ普通だったものの、実の親と離れ離れという環境で育ってきたせいか、一つ屋根の下で生活する内に色々な問題が…。何か「中学生日記」か「金八先生」みたいな…。
 一方、ダンススクールの方では、友達とクラブに行ったらゲストのNY帰りの伝説のダンサーとクールな女性コーチがかつての恋人同士みたいで、ダンサーのラブストーリーと里親問題とカナーリ、ノリの違うドラマ世界がいつか溶け合うのか。

やっと中盤かな~ - ハートa.k.a.ジョニー

2024/03/02 (Sat) 07:43:11

・「瞳」「ちりとてちん」、どちらもイマイチ気味だが、「瞳」は飛び道具、「まゆげ猫」登場。踊ってお金がもらえる! と飛びついたバイトが、遊園地のアトラクションショーで、猫の着ぐるみで踊る物。好評だったのかエンディングにも登場。

・「ちりとてちん」は…コメディータッチで、それはいいがヒロインの貫地谷しほりの演技や脚本が微妙にツボをハズしてるみたいで笑えない。「瞳」の榮倉さんより、こっちの方が好み何だけどな。師匠がやる気なくしたもんで、バラバラの徒然亭一門。キザ、真面目だが面白くない奴、バラエティータレントとして売れてる息子と個性的な弟子が集まり、盛り上がってきた。しかし、ヒロインが落語家になるのを決意するのが50話当たりとは、超スローテンポだが。

さて - ハートa.k.a.ジョニー

2024/03/20 (Wed) 10:15:11

・「瞳」。コンテスト「ダンスビート」が終わって、瞳のチーム「ローズマリー」も解散。飛び抜けた才能のあった二人はプロにスカウトされ、瞳はどうするのかと思ってたら、地元築地の鰹節問屋の息子のロマンスの件があって、その後瞳、里子の女の子の提案で中学でダンス部を作りコーチに。その内、「(菅井)きん」の老人会からもダンスを教えて欲しいと。お年寄り向きにソフトにダンスを教えていると、ダンス部の一人の子の祖父(小松政夫)が私はヒップホップが嫌いだ! とクレームをつけ、孫もダンス部に出さなくなる。「ビートルズは不良の音楽!」の世界だなあ。…う~ん、ストリートダンスと「朝ドラ」的なドラマの接点はこの辺かなー。

・「ちりとてちん」は、師匠が難病で余命いくばくもないという展開。中々盛り上がったが、しかしクライマックスに近いようなこのエピソード。まだ百話くらいで、後どうすると思ってたら、旦那の元に弟子入門。更に、お留守になってた幼なじみのA子、復活。
 マスコミ関係で華やかな仕事をしているかと思いきや、地元の塗り箸工場に戻ったはいいが経営悪化。B子(ヒロイン)との再開で前からのコンプレックスも吐き出し、更にヒロインの実家の仇敵の、塗り箸工場設立の因縁も明かされる。
 う~ん、wikiに、このドラマ、結構伏線とかこまかく張ってあるとあったが、確かにコンプレックス少女の単純な逆転サクセスストーリーではない。ただ、これまでの他愛ない展開から急にくるなあと。

「ちりとてちん」「瞳」完走 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/04/02 (Tue) 23:29:14

・「ちりとてちん」万事イマイチの女の子が、ふとした事で落語家一門と知り合い、噺家を目指すと。
 どうだろう。う~ん、全体にコメディータッチだったけど、これが演技か脚本のせいか、多分相乗効果(悪化?)でもう一つ笑えなかった。

 展開はいい所あり、悪い所あり。ヒロインが転がり込む徒然亭一門の面々が、屈折した文学青年風や落語はヘタだがお笑いタレントとして売れてる師匠の子や、落語に純粋だが荒っぽい奴とか、キャラ豊富。
 またストーリー全般も単なるダメ子ちゃんのサクセスストーリーと思いきや、同じくダメ職人みたいだった松重豊の父親のストーリー含め二転三転し中盤は楽しめた。

 しかし、展開に凝り過ぎて例えば、ヒロインにコンプレックスを感じさせたA子(ヒロインと名前の読みが同じで学生時代は区別の為A子。ヒロインはB子と呼ばれる)が、重要な登場人物なのに中盤ずっと出番がなかったり、出てきたら噺家として上り調子のヒロインとシーソーみたいに沈んだり、成り行きが露骨過ぎたりする。
 ラスト。ヒロインが落語家を引退し、夫の噺家の妻に専念するのも唐突過ぎて納得出来ない。

 文句ばかり書いたが、ただ見ている分には落語を絡めたエピソードの連続で、まあまあ面白い。キャストも大体適切で好演していたと思う。ただ、トータルで強く迫ってくるメッセージやドラマは感じられなかった。

 一番いい役だったのはヒロインの母親役の和久井映見。「ちむどんどん」も本当の主役は母親役の仲間由紀恵だと思ったが、これも「朝ドラ」のパターンかな(メインの視聴者層である主婦層にこびてる?w)。江波杏子さんもまだ華があるのに驚いた。

・「瞳」。札幌でストリートダンスに夢中の女の子が祖母の死で母の実家の東京、月島に行き、子供好きで3人の里子を育てている祖父(西田敏行)の影響やダンスの本場という事もあり、月島に引っ越してダンスに里子達との生活に奮闘と。

 う~ん、この設定、里子との生活とストリートダンスの組み合わせという企画はちょっと面白い。ただ、それがうまくいったかというと微妙。全然ダメでもないんだけど、やっぱりブナ~ンな「朝ドラ」チックな地点に落ち着いちゃったかなあと。

 盛り上がったのは、ヒロイン瞳がダンスコンテストに向けて結成したチーム「ローズマリー」に対抗する関西のチーム「ブルーシューズ」が出てきた時。ここのリーダーが、瞳のダンススクールの美人教師と兄の自殺を巡って因縁があると。大映ドラマチックな展開だけど、この辺は良かった。

 しかし、このほかは里子制度についての教育ビデオの様なやけに詳しい説明、ヒロインの母と祖父の不仲とか下町の人情ドラマがメインとなるのでした。

 ヒロインの榮倉奈々はスラリと手足が長い割に小顔、童顔で今風の子。その割に、ちょっとおとなしくいい子ちゃん過ぎる。何かもめた時にキレて「シャーラップ!」と一喝したシーンがあったが、こんな風にもう少し暴れては…。やり過ぎると「朝ドラ」の世界が壊れちゃうんだけど。脚本が井上敏樹なら、「純と愛」「女王の教室」の○○なら…と色々考えた。
 「まゆげ猫」(バイトでヒロインがやった遊園地のアトラクションダンス)みたいな笑える小ネタがもっと多ければ良かっぱ。

「てるてる家族」完走~ウ、「朝ドラ」の傾向と対策 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/26 (Tue) 21:52:59

・「てるてる家族」完走。う~ん、内容がなかった(爆)。つまんなくはなく、そこそこは面白かったね。ただ、「刺さらない」ってか、個人的にグッとひかれる展開はほとんどなかった。笑わせるだけじゃなく、そこそこシビアな所もあったけど、どうせ長女のオリンピックもいしだあゆみも成功するとわかってるからねえ…。
 ドラマ全体のムードを作ったり好感度を上げてたのは石原さとみ。かわいいけど、どこか古風で昔の子役みたいな素朴さが良かった。

・「朝ドラ」は6本くらい見たけど、「おしん」「純と愛」みたいに重いものと、「あまちゃん」「ちゅらさん」みたいにひたすら軽く、爽やかなものとあるみたいね。「スカーレット」は折衷型で、「ちむどんどん」もそうだけど、あれは失敗例とw。
 「ちむ」は裏に重い背景、テーマがあって、大戦での沖縄の多数の戦死者。ただ、それを余り前に出すと重くなり過ぎるからギャグを入れたら、華麗にダダ滑りと。一見ヒロインのコック修業、料理がメインに見えたのもテーマがブレてたなあ。

・で、次に見始めたのが「純情きらり」。熱く面白いかな? 「ちむどんどん」と「ファイト」も同時期に見たが、どっちもイマイチでつらかったw。3本並行して見てるけど、1 つはハズしてもいい奴、1つはまあ確実に面白いものをと。ハズスなよ。…5話まで見たがまだ子供時代で全然面白くね。あ、ヒロインが高校生になって、主演の宮崎あおい登場~ウ。かわいーじゃん

「きらり」不調、「カーネーション」絶頂、「PARADOX LIVE」終了 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/31 (Sun) 22:19:25

・「純情きらり」。戦前の地方の女の子がジャズピアニストを目指す話で、タイトルといい、苦難にあっても燃える話を予想したが…。確かに学費の事や色々な障害は出てきたが、何かイマイチ盛り上がりに欠ける。下宿人の大学教授とのロマンスやら詰め込んだせいで、焦点がぼけてるのかな。

・「カーネーション」はもう見るのが惜しい(早く見ると最終回が来ちゃう!)ほど面白い。“優等生”長女の聡子と次女の“ワイルド派”直子の対立が激化。洋品店を継ぐ事がほぼ決まりで、店に出て商売を学ぶ聡子。直子は小説で言えば芥川賞の様な若手デザイナーの憧れの賞を最年少で受賞。いじける聡子。ファイトがないなー、おもろないという直子、何やその根性は! と激怒する糸子。何というおもろい一家だ!

・アニメ「パラドックスライブ」。…ま~、あれをアニメ化したらこんなもんだろーなー、という感じでカモなしフカも…であった。最終回近くの展開はちょっと平成ライダーぽかったな。
 個人的な不満としては、「ヒプノシスマイク」との比較論にもなるが、どちらも少女漫画的な絵柄で女性ファンが多く、女性受けを狙ってるのは確かだが、ヒプマイは医者やヤクザ、警官と言ったキャラクターの職業をリリックで前面に出し、パラライはそれ程職にはこだわらず、皮肉屋、アイドル的ないたずらっ子、熱血漢といった「性格」でリリックを書いている。
 それが、あんまりバリエーションがないんだw。それで女性(婦女子)受けを狙うストーリーだと、傷ついた僕ちんの話ばっかりになって、チーム「BAE」と一番苦手な「cozmez」中心になった。あっしは「悪漢奴等」と「The Cat's Whiskers」が好きなんだけど…。

 ヒプマイ同様、第2期があるか。あってもなおもヒプマイ同様追加4チームが加われば、アイドルノリの「VISTY」「1Nm8」中心になりそーだなー。

「きらり」迷走、「カーネーション」終盤へ - ハートa.k.a.ジョニー

2024/01/09 (Tue) 07:42:33

・「純情きらり」、桜子、姉が妊娠したので上京。戦局は進み、芸術家の集まりの姉の家出も各種弾圧に。戦意高揚をうながす絵を描け、描けないとか、なんちゃらあるが、まあ一段落して、桜子、店が大変と聞いて帰省。
 帰ってみると婚約者の義理の母(老舗の大きな味噌問屋)は体を壊し、家には義母の妹夫婦が住み込み、半ば店を乗っ取りかけていた…。
 う~ん、「きらり」は、ヒロインが音楽に打ち込む姿を描きたいのか、恋愛や家庭のいざこざを描きたいのか継ぎ足し継ぎ足しで事件が起きて焦点がぼけてるなあと思ったが、ここまでくるとバカ負けと言うかアッパレだ。
 また店を乗っ取ろうとする悪女役の秋山菜津子さんが、小泉今日子みたいなキュートな小顔の割に口が大きくチョト悪魔的でいい味!w

・「カーネーション」、個性の違う3姉妹、先鋭的で過激な次女と温和な長女に続き、スポーツ少女の三女もデザイナーの道に進む事を決意。時代の新しいモードになじめなかったヒロイン糸子、娘らのデザイン画を模写しだしてから今のモードも面白いと思い出す。

 …三姉妹の三つ巴に糸子も絡んで面白くなるかと思ったが、糸子、自分ももう50、父が商売から引き始めた時より歳をとってしもうた、と静かに引退を意識。ああ、淋しー。いつかドラマは終わるもんだが「カーネーション」はずっと見ていたいほんとの傑作。
 小原糸子というキャラクターの人生はどう結論付けられるのだろう。

「純情きらり」完走~ウ、「どんど晴れ」スタート! - ハートa.k.a.ジョニー

2024/01/16 (Tue) 18:06:26

・「純情きらり」完走。ううううう~ん、ラスト、思いがけない難病展開。子供の頃、ヒロインがミソ樽に落ちるコミカルな序盤からは意表を突かれたぜw。
 ソチョークに言えば、個人的には良くない。ただ、全然ダメかと言うと、要は自分が期待したものと違っただけで、これはこれでこーゆーのが好きな人には良かったんであないかと。

 「朝ドラ」に何を求めるかだよねー。動画でも言ったけど、自分は戦うヒロインが見たい。この点で「おしん」も「純と愛」の純も「カーネーション」の糸子も熱いゴキゲンなファイターだった。
 また、自分、アイドル、コメディーも好きで「あまちゃん」「てるてる家族」も内容がねーなー、とか思いつつ楽しめた。

 「きらり」はひたすらどっちつかずだったなー。次々事件が起こって退屈はしなかったけど、ヒロインが音楽家を目指したり、幼なじみとの恋(「朝ドラ」のテンプレ)に身を焦がしたり、お前は何がやりたいんだと。
 ヒロインの行動自体は、きっぱりその場その場で決断して悪くないんだけどね。プロレスヲタのパターンで言えば、「選手は悪くない、こんなカードを組むフロントが悪い!」という所だろうかw。

 いい所を書けば、やっぱりまず宮崎あおいのかわいさ! 永作博美みたいな童顔、丸顔で女優としては大成しないタイプだけど、「朝ドラ」で救われたかな。
 実力派中堅、戸田恵子vs室井滋のバトルも良かったね。1番ウケたのは、寺島まゆみのしっかり者の暗い長女が戦後旦那の画家が売れっ子になったら急に下品で陽気になった所。流石役者さんで、もう別人。

 そんなこんなで、「純情きらり」というぐらいのタイトルだから、熱血一筋かと思ったら、ステーキが食べたかったのに日本料理が出てきた様なもんかな。

・続いて「どんど晴れ」いきます! 「朝ドラ」オタクでなければ誰も知らんだろ。ヒロイン比嘉愛未…知てる? 主題歌、どっかで効いた声と思ったら、小田和正! 小田和正で「朝ドラ」主題歌なのに誰も知らないとは凄いw ユーミンの「春よ、来い」何か、ドラマは不評だったけど曲は大ヒットしたんだけど。

 中々凄い物を見せられそうです。ヒロインがもう大人になってて、父の跡を継ぐパティシェ。婚約者もいる所からスタート。相手は、東北の大旅館を経営する一族の子(ホテルマン)。
 一番のトップの婆さん倒れる! ドラマスタート! 大旅館を継ぐ気はなかったヒロインの婚約者、色々な事情もあり、旅館を継ぐ事を決意。いきなり大旅館の女将なんて無理何で、婚約解消を言い出す。しかし、ヒロインも、なら私は女将になる! と決意。
 う~む、東北民話の「座敷わらし」もからんで面白くなりそうな、あさっての方向に暴走しそうな…。

 キャスティングでは、大お婆さんが草笛光子で、下の母が宮本信子。凄い旅館だ。ヒロインの母が森昌子! 「ファイト」の母親役の酒井法子みたいだなー。
 婚約者の死んだ母(遺影と、回想シーンで登場)が中江有里!

「どんど晴れ」謎白熱 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/01/26 (Fri) 22:18:28

・「どんど晴れ」。ヒロイン、ケコ~ンの為に、ド素人なのに老舗大旅館の女将修行に突入。当然すんなりいっては面白くないので、ほかに女将の座を狙っている兄弟夫婦のいじめが入る。ここでヒロイン、教えていただいてありがとうございます! とひたすら前向きにとらえるのだ。
 …ちょっといい子ちゃん過ぎね? あの「おしん」も、コソ泥の疑いがかけられたら、ブチ切れてすぐ逃げたぞ。
 この比嘉愛未という女優さん。そら、女優さんだからまあきれいだが、普通にぺっぴんさんというか、そんな理不尽な仕打ちを受けて、ひたすら前向きにとらえる愚鈍に純朴なタイプにも見えない(杉本彩、米倉涼子似)。
 美人だけど、意地が悪いキャラをやらせた方がいいよーな…。

・「どんど」。お客さんの子供を黙ってお祭りに連れ出して、誤ってアレルギー性の物を食わせてあわや一命を…、という大失態から、ヒロイン何とか再度旅館に戻り、女将修行再開。
 前の修行の時も意地の悪いパワハラみたいなのはあったが、今回は大失態の後だけの出戻りだけによりキツい。更に婚約者とは一旦距離を置いて別れる事になったが、色気ムンムンの元カノも彼を狙う。
 更に旅館でも下宿先の野郎どもには大人気の為、唯一の友人も恋人を取られそうで冷たく当たる。まだある!(爆) 同じく女将の座を狙うライバルも出現!

 凄い包囲網何ですけど。…てゆーか、これあれだ。「シンデレラ」というか「おしん」というか、ひたすらヒロインが理不尽にいじめられるあのパターンジャマイカ。

「どんど晴れ」終盤 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/02/04 (Sun) 09:20:17

・「どんど晴れ」ヒロインの女将の座争奪戦は、ナンチャラあって、まあそう来るだろうな、と見え透いた展開の末にヒロイン勝利。ライバルもこれまでの卑劣な手段もすべて認め、あっさりタップして旅館を出、決着。
 このライバル役の白石美帆がいい! 元は大きな割烹の娘で美人で回りからはマドンナ扱い。しかし、その後店が傾き父は死に母も病気で入院。治療費などで大借金。一時は故郷を飛び出たが、ここの女将になれるかも、と帰ってきたと。この白石美帆という人、陰があるんだけど、芯から暗い感じでもなく若々しいフレッシュな感じもあって、確かに明るいマドンナが事情で陰のある性格になったという感じがいい。

 これでハイライト終わりかな、と思ってたら、ここからが大白熱! ヒロインの件は終わったが、同じく旅館の経営者としてフロントの修行中の旦那、経営改革に乗り出す。現状は何とか回っているが、新規客が増えず、いずれ先細りになる、今手を打たないとダメだと。
 乗り出したのが、売り物の料理の経費削減。必要な食材以上の魚も大量に仕入れている、これをやめろ、と。必要以上の魚を仕入れるのは、なじみの卸業者との付き合いの為。それだけ買ってくれるから、いい魚を優先的に出し、またシケなどで魚が入らない時も工面してくれる。旦那、引かない! それでもやめろ。インターネットで若い漁師や関係者とコンタクトを取った。そこから必要なだけ買えばいい。古い職人気質の頑固な板前長、勝手に決めるな! 「あなたが古い付き合いを大切にするのはキックバック、見返りがあるからだ!」。板長、店を飛び出す!

・「ゲゲゲの女房」、「どんど」が盛り上がっているので、お留守になっているが、やはりピークは「鬼太郎」のヒットで貧乏生活から脱するまでか。漫画プロダクションを手伝って欲しい水木しげると、教師になりたい長女の葛藤、もう一つ盛り上がらない。
 「カーネーション」も、もう終盤でもったいなくて見られない。

・「どんど晴れ」ヒロイン夏美の「加賀美屋」(舞台となる老舗の大旅館)の女将の座争奪戦(当然ヒロイン勝利)の次は、夏美の旦那マサキと現女将の息子、伸一の次期後継者の座争い。普通なら現女将の息子であり、支配人として既に旅館経営に関わっている伸一圧倒的リードだが、因習にとらわれず、なおかつ老舗の伝統も守ろうという堅実で現実的な改革案と「主人公(の身内?)補正」で、マサキ勝利。憤る伸一だが、大女将から株券や現財産を譲渡され、何とか和解。

 一丸となって「加賀美屋」発展に乗り出すが、魔の誘惑登場。美人局を通して愛想よく伸一に接近する、旅館乗っ取りグループの男。これが石原良純。この人、芸能人というより、何か目鼻立ちのはっきりした一般人の営業の人みたいだなあ。
 ともかく、またこの男が一旦はポシャッた伸一の全面リニューアル案を後押しし、また「加賀美屋」内紛。もうラスト10話ぐらいなんで、これが最後の大事件だろう。
 最初ヒロインが「座敷わらし」に間違われて、ヒロインのサクセスストーリーと東北の民話の幻想的世界が交錯するのかと思ってたら、老舗旅館の後継者争いの話だったね。夏美が「遠野物語」の遠野に行って「風の又三郎」みたいな子と触れ合うエピソードもあったけど。

「どんど晴れ」完走 - ハートa.k.a.ジョニー

2024/02/06 (Tue) 17:31:38

「どんど晴れ」感想。みんなの笑顔が見たい、というヒロインが老舗旅館の女将の座目指してけなげに頑張るだけのぬるい話かと思ったが、そのオカミの座に美人で小細工を使う強力なライバルが現れ中々の泥試合バトル。
続いて、旦那も旅館の支配人、トップにならなきゃいかん訳だが、ずっとフロントをやっているいとことひと悶着。
最後は外資系乗っ取りグループと持ち株を巡っての戦いと、中々の娯楽大作(爆)でした。

ん~、ご都合主義とか細部に不満はケコーウあるんだけど。例えば、ヒロイン女将修行中に、横浜の商社で働いている旦那に元カノが近づいてきて、どうなるのかなあと思ってたら、ヒロインの甲斐甲斐しさに自分から身を引いたり、最後のバトルも個人的には一番イヤな、君の真心に負けた! とか、あれw。
でもまあ、朝の憩いで見る分には、まー面白かったんじゃないでしょーか。


一番のミスはやっぱり比嘉愛未というヒロインが、現代的なべっぴんさんだけど、そんな何をされてもけなげに前抜きに頑張るタイプには見えなかった事かなー。「おしん」も時には怒って奉公先を飛び出たり、ヤクザに店で暴れられたら、啖呵を切ったりしたぞ。
逆に大成功、キャスティングの勝利! と思ったのはライバル役の白石美帆。薄幸のマドンナという役柄バッチリ。う~ん、旦那の元カノの相沢紗世もいい女だったなー(そこしか見てない)。

女優関係では旦那のなくなった母親で遺影のみ登場の中江有里さんが(爆)…。森昌子の母親も、童顔なせいかヒロインとそんな年は変わんなく思える。そして、圧巻はあの方、地元の下宿先の仲良しグループのカメラマン、鈴木蘭々! 何か出てきただけで口角上がるけど、この人も美人だけど、変な子ちゃんと言う売り方が少しまずかったなーと。

P.S.次は「ちりとてちん」だ! バッキャロー!(bay妄走族)
女落語家の話だ!悪いか、現代!
陰キャラ全開、リベンジ、チェンジ
暗かった時代、ひっくり返して花満開!
放すか噺家、同化した座布団
てめ―も座れ、はよsit down!
顎がハズれるまで笑かしてやる
あたし天下無双の落語ギャル!

「朝ドラ」話以外も/ウナギさん快調! 「グラゼニ」スピンオフ - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/26 (Tue) 23:43:47

・ウナギさん、エガチャンネルに出演。…これ、ウナギさんの方から話持ってきたんじゃないかなあ。知らんけど。エガちゃんのブレーンにプロレス好きがいたという事も考えられるなあ。これもうまい死角突き。女子で一番メジャーなのはダムだけど、あそこと絡むのは色々面倒そーだからねえ。まあ、自分が芸人でyou tubeでコラボ企画するなら、自分のメジャー度もあるけど、とりあえずはウナさんだわなあ。

・も一つ、写真集。アマゾン1位。アイドルとかでたまたまほかに強い敵がいなかったのかも知れんけど、まあ快挙でしょ。こんな事してる内に、本とにクラッシュみたいなプロレス村を超えたスターになったりして。

・グッと地味な話題で「グラゼニ」のスピンオフ「夏之介の青春」2巻get(book offでw)。「グラゼニ」もいつかU tubeで紹介したい、野球漫画ファン以外にウケそうな野球漫画。主人公は30過ぎの、プロ野球の一軍中継ぎ投手。この地味なのか派手なのかわからん微妙な設定がいいでしょw。何のかんの言ってもプロ野球の一軍選手だからスターなんだけど、プロ野球の世界ではダメともスターとも言えない位置。まあ、紆余曲折あって段々出世していくんだけど。
 それはともかく、夏之介のスピンオフと言うか、プロ入り以前の高校野球の頃の話は既に描かれていて、それも微妙~ウで面白かった。甲子園を狙える野球の強い学校。夏之介、将来プロになる位だからその頃から凄かったかと言うと、ベンチ入りする位の力はあったけど、上に身長180cm、150kmの球を投げる派手な奴がいて、そこまでのスピードのない夏之介は控えに回っていたと。ただ、そのエース、150㎞だから並の高校生は打てないけど、コントロールが甘く、プロなら目が慣れればポンポン打たれる。夏之介はコントロールや野球センスも抜群によく、打たせて取るタイプ。プロのスカウトは夏之介に目を付けると。
 その夏之介の中学時代。これはもう天才的な運動神経でスター! 投げる方も打つ方もレベチ。ヒガミ根性半分の監督からベンチに下げられても、野球頭を駆使して奇策でチームを勝利…寸前まで持っていく。
 やっぱ「グラゼニ」面白い!

「ファイト」完走、「てるてる家族」 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/05 (Tue) 05:59:21

 ・「ファイト」完走。ヤパーリ、あっし的にこれと言って刺さるシーンはなかった。悪評高い「ちむどんどん」よりつまんなかったなあと。何と言うか「ちむ」は「悪い」、「ファイト」は何もなくて「つまんなかった」。「ちむ」は色々余計な事をしてくれて攻撃を呼ぶような所があった。「ファイト」は思春期の女の子が家の問題何かで色々悩みながら、静かに自分の生きる道を見つける話だから、「叩きづらい」んだよね。
 それにもうご都合主義は問わないが、ケコ~ウ、ストーリーは場当たり的で、芯になるヒロインの「自分探し」とは無関係だったぞ。主な舞台はヒロインの家と、お母さんの友人の実家の旅館。実家の方は中盤までバネの不正騒動で火の車、旅館の方はコメディータッチでまるでかみ合ってなかった。母の友人のハウスコーディネーターの川原亜希子の婚約話。美人だが35、相手の太郎は20代前半。今は二人とも若く問題ないが、10年後は妻は45、旦那はまだ30代で、将来的にはまずいんじゃないかと。これは未婚の女性にはシビアな問題だが、高校生のヒロインと何の関係がある? 旅館の人達やヒロインの周囲の人のドラマもこの調子でヒロインとは無関係だった。
 ヒロインの次に重要な登場人物と言える、競走馬のサイゴ―ジョンコ、中盤ヒロインが旅館に住むようになるとまるで出番なし。それはストーリー上仕方ないが、また実家に戻り厩舎に通うようになると急に地方競馬で勝ち、G1でも優勝したりする。競馬はよー知らんが、日本1みたいなえらい大会なんでしょ。素晴らしいご都合展開だなあ。
 最後にまだ文句を言えば、小学生の弟がやたら問題もないいい子で(1度だけ短期間の登校拒否があった)、全く意味のないモブだった。最終回、エンディングイラストを描いていた西原さん登場。

・で、次に見始めたのは「てるてる家族」。なかにし礼の小説を元にしたコメディー。岸谷五朗と浅野ゆう子が夫婦の4姉妹家族。戦後すぐの話で、突如「リンゴの歌」を歌い出したり、ミュージカルタッチになる。うううう~ん、少ーしコメディー演技がムリヤリな気もするが…。

「てるてる家族」、「カーネーション」 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/10 (Sun) 09:08:42


・「てるてる家族」なかにし礼が、実の妻石田ゆりやその家族(4姉妹の一人はいしだあゆみ)を元に書いた小説を原作にしたもの。コメディータッチで、突然登場人物が歌を歌い出してミュージカルタッチになったりする。最初はもう一つつかみどころがなかったが、近所の変な発明家のおじさんが日清の「チキンラーメン」開発者だったりする(お湯で麺を戻すのに苦労したのね)。
 4姉妹の内、長女と次女の春子、夏子はフィギュアスケートを始めるが、夏子、大きな大会で年齢が満たないのに特別枠で参加。得点は一位だったが、別枠の為ランキング外。これでブチ切れて、もうスケートはやめる!と。しかし、大会を見ていた芸能関係者がスカウトの話を持ち出し、芸能界入り。これ、後のいしだあゆみね。
 しかし、お母さん役の浅野ゆう子は色々使える人だなあ。この人の代表作ってすぐ思いつくだろうか。精々W浅野で話題だった「抱きしめたい」位じゃないだろうか。それでもやたらドラマに出ている。芸能人的な華やかさはあるけど、それ程くせがないから色々使ってもらえるんだろうね。

・「カーネーション」糸子の不倫問題(糸子は未亡人で問題ないが、相手は妻子持ち)は、意外なオチに。周囲から攻められるが糸子、いい商品を作ってお客さんに喜んでもらいます、店の人の生活は保障します、何の問題があるんですか! と強気。テイラーの男に、紳士服の店を用意する。「あなたの店です…うれしくないんですか?」「…自分の店を持つのはずっと夢でした」。しかし、男はあまりうれしそうではない。
 糸子は、男の夢をかなえたのではなく、「つぶした」事に気づく。夢は「かなえる」もので、誰かから「かなえてもらう」ものではない。二人の恋も終わった。デザイナー、仕立て職人としてはともかく、商才にもたけた糸子と今後「対等の付き合い」は難しいだろう。
 糸子の夢、戦いのテーマは、「洋服」だけでなく、男尊女卑の社会の風潮もあった。「女は男に勝たれへんのや!」。小さい頃、男の子とケンカして父親に殴られて言われたこの言葉への反発心が糸子の行動のモチベーションになっていたのだろう。
 その父を傷つけても、自分の店を展開し成功させた。その代償に糸子は男に尽くす「女の喜び」を失ったのだ。糟糠の妻、影で男の成功を支え、男の成功を共に喜ぶ、裏方のひそかな楽しみ。
 …多分糸子はそれでも止まらない。成功も失敗も表舞台も裏方も、どうやっても生きている限り人は傷つき、何かを得ても何かを失う。これまでも何度も何度も傷つきながらも前に進んできた。こんな事で止まってはいられない。

・「あすか」最終部へ。和菓子決戦、あっさりと勝利。これは変に漫画的に盛り上げない方が得策だろう。さて、どうシメてくれるか。

「あすか」完走、「ゲゲゲの女房」スタート - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/16 (Sat) 16:37:04

・「てるてる家族」ヒロインのパン屋の工場(こうば)長(でんでん)、空襲で家族と生き別れになってン十年。特に家族を探す気はなし。ヒロインの冬子、ラジオに人探しのリクエスト葉書を出して採用される。何で余計な事すんねん! と怒られる。工場長、家族といた頃はDV男で、風の噂で生き別れてから、新しい家族と幸せにやっているみたいな事を聞き、今更迷惑をかけたくないと。結局娘が会いに来るのだが、やはりいささか冷淡な態度。母は今の父と正式に夫婦になって欲しい、きちんと離婚して下さい。工場長、娘と別れた後、冬子に、娘はちゃんと成長して教師になった、わしはそれで満足や、ありがとう。…本筋とは関係ないけどちょっといい話。

 その冬子は、スケートやタレントで頑張ってる姉達に刺激を受けたのか、突如宝塚に入りたいと。一夜漬け的にバレエや声楽のレッスンを受け、試験でミスっても結構な度胸で合格。しかし、宝塚って小さい頃からバレエ何かのレッスンを受けている子が受けるのに、急に思い立って合格するもんなんだろうか。
 ヒロイン、冬子役は本作でブレイクした石原さとみ。クセのない個性が物足りないが、この世界には合ってるかなと。

・「あすか」完走。う~ん、終盤から最終回まであっさりし過ぎだったかなあ。中盤とか面白くなったけど、尻すぼみ感はあったなあと。
 ただ、全く見る価値なしかと言うと、こまかい部分では面白かった。まず、藤岡弘さんの非アクションでの熱演。ショッカーと戦う時みたいに真剣に和菓子を作ってます。
 ついで、紺野美沙子、名取裕子のW美熟女。片や清純派、片や妖艶とまではいかないが、艶っぽい。佐藤仁美さんもこの頃は安室奈美恵みたいでかわいい。そして、圧巻は10代の高校生からから30代の主婦まで演じる竹内結子の美しさ!
 菓子職人としての決意の表れとしてショートにした時、一旦家庭に入ってキレイではあるけど、どこか疲れた主婦から、菓子職人に復帰し、生気が戻ってキレイになっていくのは良かった。
 「朝ドラ」のパターンか、また調子のいいバカ兄貴が出てくるが、今回梅沢富美男。「ちゅらさん」とかのバカ兄貴は、バカなだけで心はピュアだったが、歳がいってるだけに梅沢さんは中々食えないw。
 ドラマ全体ののんびり、はんなりした空気を作っていたのは雁之助師匠、それに早くに死去退場したが、ナレーションで最後まで出てきた有馬稲子さんだったと思う。

・で、新たに見始めたのが「ゲゲゲの女房」。水木しげるの話で話題性も十分だが、評判もいい。

 まだよくわからないが、最初に興味があったのは、水木しげると言えば今でこそ大家だが、「鬼太郎」のヒットまでは吹けば飛ぶような怪しい若手漫画家だったはず。漫画家自体、売れっ子でも将来が怪しい水商売だが、水木は戦争で片腕をなくしている。恋愛結婚ならまだしも、見合いで結婚した奥さんの気持ちがわからない。
 …歳がいってたのと(当時戦争で男が取られて、女性は結婚難)、背が高いコンプレックスがあったのね。
 写真も見たが、ドラマの松下奈緒はいくら何でもきれい過ぎるが、実際の奥さんも当時としてはきれいな方だろう。

「カーネーション」川崎亜沙美登場 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/19 (Tue) 02:07:28

 10年前にも「アストレス」という、「アクトレス」みたいに、女優、タレントを集めたプロレス団体はあって、そこに川崎亜沙美という選手がいた。で、プロレス廃業後、「朝ドラ」に出た、という話は聞いていたが、それが「カーネーション」。

 二つの驚き。一つは役作りとはいえ、ワイルドな余りの変貌。役の為に少し増量したのもあるかも。しかし、よく見れば顔の骨格とか造作とか同じだが、やっぱり髪とメイクの効果は大きいなあ。あの美少女レスラーが、こんなにダサく…。

 もう一つは、結構重要な役だった事。言っちゃ何だが、NHKの「朝ドラ」だ。出演するだけで御の字で、きれい所で花を添える程度だと思っていたが、戦後編でヒロインの糸子に次ぐ副主人公ぐらい重要な役と言っていい。「クゥガ」に出た某レスラーなんか顔もよく映ってなかった。
 wikiを見たら亜沙美さん、ドラマの舞台の岸和田出身で、「ちゅらさん」も沖縄出身の役者が多数起用されていて、その線もあるだろうが、やはりちょっとした快挙だろう。

 「カーネーション」。不倫篇も終わり、以後3姉妹の成長がメインテーマになりそう。おとなしい優等生タイプの長女、三女の聡子は更におっとりしてとぼけた感じ。そして焦点はやはり次女の直子。ワイルドな天才肌で、小さい頃から暴れて手を焼かせた子だが、絵で県内外の賞をよく取り、大学は美術方面に行く予定だったが、長女が心酔するデザインの先生に褒められた為、同じく洋裁の方に。おとなしく母から可愛がられる姉に対抗心を燃やし、洋裁に進むのを反対する姉に「おねえちゃんは、あたしの才能を恐れてるんや!」と凄い事を言う。
 この三姉妹、糸子の性格を薄めながらそれぞれ受け継いでるんだよね。直子が、糸子の気の強さ、天才性をワイルドにむき出しで表現している。

企画賞「ゲゲゲの女房」、「てるてる家族」終盤 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/23 (Sat) 08:34:34

・「ゲゲゲの女房」。面白い! 企画賞! 夫人に本を書かせようと思った編集者が一番偉いのかな。水木しげると言えば、手塚治虫当たりにもひけを取らない漫画界の超レジェンドだが、手塚の早くからの成功に比べ、遅咲きで苦闘の貧乏時代も長い。異端の妖怪漫画。隻腕。水木の人生自体ドラマチックだが、語り手、視点をその生活を支えた夫人に持ってきたのがいい。
 昭和の貧乏がこんなにキレイなはずはないとかも思うが、まさにファンタジーとして酔える。長身のコンプレックスを抱えた夫人の人生もいい。ヒガミと言われても、夫婦もののドラマで面白かった事はないが(そもそも余り見てないが)、ほんとほほえましい。

・「てるてる家族」。上原多香子の歌う「ブルーライトヨコハマ」、棒読み過ぎる!? そんな笑う程ヘタでもないが、ただきれいに歌ってるだけというか…。いしだあゆみの原曲は、もっと艶があったような…。と、懐古厨のこだわりで原曲を聞いてみたが、こちらは確かに独特のほんわかした色気みたいなのはあったが、その代わり時代の古臭いコブシみたいなのも強く感じた。今、普通に聞けるのは上原Verだろうなあ、と。

・「家族」「ブルーライトヨコハマ」ヒット寸前の自虐ネタ。キャバレー周りをする夏子、酔客の相手をするキャバレー歌手がいしだあゆみ本人! 「あまちゃん」で挫折したアイドル歌手志望だった主婦が小泉今日子、音痴過ぎて女優になった元アイドルが薬師丸ひろ子という配役もウケたけど、これも中々。結局は劇中も実際も本人は成功する訳だから、まんざらでもないかな。

「朝ドラでGO!」 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/10/23 (Mon) 18:16:13

「純と愛」完走。最終回、良くない。一人、私は負けないと誓って終わり、というラスト。途中までは、「朝ドラ」としては異色の傑作の気配があったが…。愛(イトシ)君が、脳腫瘍で寝たきりになってからは、全くの鬱停滞。それまでもダーク気味の展開ではあったが、フロアウェディングなど奇想でそれなりの面白さはあったのだが…。
 想像だが、余りの不評に脚本の遊川氏の落ち込みがそのままドラマに反映されたのでは?
 とにかく惜しい。調子のいいサクセスストーリーを昇華する可能性を感じたのに。

「ちむどんどん」そろそろ中盤かな。相変わらずのズンドコです。急にシリアスなヒロインの両親の過去の話になり、これはまずまず。貧しくとも、家族が元気で揃っていればそれでいい、という母の楽天性も納得出来た。
 しかしこの後、ヒロインの勤めるレストランがヤクザに絡まれ、結婚は住む世界が違う、と彼の母親から強固に反対され…。
 ネタバレになるが、この解決策が、かたやそのヤクザの親分が“たまたま”県人会の会長と知り合いで和解、結婚の方はラストチャンス、食事会で戦後のまずい代用食を出したら感激、と…。
 もう、この程度のストーリ何だよねーと諦めがつきました。

「あすか」竹内結子主演の…よーわからんが、多分和菓子職人を目指す話だろう。これが面白いのかつまらないのかよーわからんw。
 ん~、まず何かドラマ世界全体、古臭い物を感じる。例えば、「カーネーション」は大正時代の話だが、画質も役者の演技や展開も明るく今の空気感を感じる。「あすか」は時代設定は現代…まあ2、30年前の話だが、それでも昭和30~40年頃のドラマの空気…その頃のNHKの健全なドラマという感じ。
 ちょっと勘弁して欲しい気もするが、まずヒロインの父親役の藤岡弘さんのやたら力の入った演技が面白かった。務めている大きな和菓子屋の娘と駆け落ちするのだが、路上で仲間の制止を振り切るシーンで、周りの子供が「正義の味方ー!」とはやし立てるw。
 また、シリアスな場面の後で有馬稲子さんの「続きはまた明日」というとぼけたナレーションが入り、笑う所かどうか、ボーダーな面白さがある。

P.S.「ウルトラマンブレーザー」ガバドンを出したが、もう新しい物を作るのは諦めたノカー

Re: 「朝ドラでGO!」 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/11/02 (Thu) 23:37:22

 あいたんで、特にこれというあれはありませんが…。

・「ちむどんどん」ラストスパート、あと数話。終盤のここに来て、3組のカップルもまとまり、ようやく落ち着いてきた。…別に「良くなった」わけではなく、これまでがひど過ぎたw。暢子(ヒロイン)、ケキョ~ク、沖縄に戻るがもうひとひねりあるか。余計な事はしない方がいいと思うが。

・「あすか」相変わらず、昭和30~40年代の微温性が何とも言えん。「続きは明日」というとぼけたナレーションだけがおもろい。はよ、竹内結子出て来い。

・「カーネーション」徐々に近づく戦争の足音。糸子(ヒロイン)の幼なじみの勘助、召集され軍隊へ。帰還したが、軍隊で余程いびられたのか、鼻水をタラタラ流し精神的に廃人みたいに。慰めようとカフェに行ったら、かつて岡惚れしたダンサーを見て何かショックを受け、家で自殺未遂。
 激怒した勘助の母(浜田マリ)、雨の中怒鳴り込む。「みんな、あんたみたいに強いわけやないんや!」。
 この浜田マリは怖く、普段明るいおばちゃん役だっただけに鬼気迫るものがあった。同時に、ここで反省するより、商売がうまくいかんからちゅうてあたらんといて! と内心反発する糸子も中々。
 「カーネーション」というタイトルは、結構強い花で、糸子を表しているそうだが、そういえば、糸子というキャラは泣いたり怒ったりもするが、普段は淡々としていて、とぼけたユーモラスなイメージだった。しかし考えてみれば、殴られても洋服屋をやると父に談判したり、強気で押す人だ。
 コシノ三姉妹の母をモデルにしたそうだが、封建的な父親に直談判したり、デパートに洋装の制服を売り込みに行ったのは実話らしい。
 その封建的な父もなくなった。夫も戦争に取られた。いよいよ第2章。

進行状況 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/11/05 (Sun) 10:35:25

 今見ている3本の朝ドラと進行状況。

「あすか」竹内結子主演…とは言ってもまだ出てこない。まだ、ヒロイン小学生。京都を舞台に老舗の和菓子屋の話。母は長女で、父(藤岡弘)はそこの腕利きの職人。この二人が駆け落ちして…。まあ、ヒロイン生まれて、ナンチャラあって家に戻るが、遊び人の長男(梅沢富美男)も戻ってくる。またかよ。「ちゅらさん」「ちむどんどん」でも、フラフラしている長男がいたが、「朝ドラ」の伝統かね。
 ちょっと子供時代が長いし、子供はかわいいでちょ~、みたいな演出も鼻につく。ストーリーより、何かこう全体に昭和30年代のNHKの健全なドラマ、という感じのぬるい世界が気になる。ヒロインがもう少し大きくなってからの活躍に期待しよう。

「ファイト」本仮屋ユイカ主演の…本仮屋ユイカって誰や? まあ沖縄出身の女優さんとはわかるが、画像をググって見ると、このドラマの時とは偉い変わりよう。マジ、別人。お化粧したらこんなもんかなー、とは思うけど、やっぱりちょっと凄い。
小さなバネ工場を経営している一家の娘。平凡な中流家庭という感じだが、お母さんの酒井法子(!)は短大卒。「おしん」の時代よりは大分生活水準も上がって来てます。
 ソフトボールが好きで、スタートは中3だが、高校もソフトの強い学校に決めたほど。もう一つの趣味は、馬が好きで近くの競走馬を育てる厩舎によく立ち寄る。
 まだ、ヒロインのキャラクターがつかめない。すねたり、ちょっとした事で上機嫌になったり…まあ、普通の多感な女の子という感じ。エンディングのイラストは西原理恵子。

「カーネーション」まあ、安定の一作。父が死に、夫は戦地へ。いよいよ「細うで繁盛記」が始まるノカー。

…こりはハズレ? - ハートa.k.a.ジョニー

2023/11/14 (Tue) 21:19:40

「あすか」「ファイト」「カーネーション」、並行して見ている。

「カーネーション」は安定の品質。戦争が終わって、ようやく一段落、さあ糸子(ヒロイン)の快進撃! …と思ったが、長崎出身のイケメンの仕立て屋も出てきて恋に落ちそう。ここは余り色恋沙汰はノーサンキューだが。

「あすか」「ファイト」が正直キツい。いや、全然ダメかというと、個人的には面白い部分もあるのだが、テンポやノリが今のドラマと違い、人には勧め難い。「ちむどんどん」はストーリーやその他のずさんさがひどかったが、それでも今のドラマだなあ、というテンポの良さはあった。

「あすか」は…竹内結子ちゃんのショートがカワイイw。棒選手と似てる。それはともかく、ドラマは新作和菓子のスパイ騒動やおっかさんの紺野美沙子が家出したり色々事件もあるのだが、コミカルになったり、話が錯綜していて、ドラマのピントが合ってない。…しかし、ではつまらないかというと、京言葉のはんなりムードのせいか、これはこれでええやないかあ、とのんびり許せるw。しかし、今の所、一番目立ってるのが藤岡弘さん。

「ファイト」が、ヒロインの父のやっているバネ工場の不正(やったのは大手電機メーカー)のせいで、仕事がなくなり、家族が分かれるというシリアスな事態になりながら、もう一つ盛り上がらない。
 さて、どうなるのか、と思ってたら、ヒロインと不正に関与したメーカー社員の子は中学からの仲良しで、友達の多いその子はヒロインの父が不正を働いていた、と陰でクラスメイトにささやいていた。
孤立がイヤでその件に関して黙っていたヒロイン、些細な事でブチ切れて「やったのはあなたのパパ!」とぶちまける。この展開はうまかった。

 あ、最大のキチガイ演出。不正が業界新聞に出て、ヒロインの家業が窮地に立った時、ファンファーレの様な、例えば主人公が遂に希望や夢に旅立つような明るく前向きなBGM!
…これは思うに、「朝ドラ」だから明るい話になる訳で、暗い、どん底に沈むような曲を発注してなくて、そんな曲が「なかった」のではないか。で、しょうがなく、とりあえずドラマチックな曲を使ったのでは、と。

進展? - ハートa.k.a.ジョニー

2023/11/19 (Sun) 14:18:22

・「カーネーション」。夫が戦死して未亡人になった糸子(ヒロイン)と恋愛関係になりそうなテイラーは綾野剛かあ。名前はよく聞くが、「仮面ライダー555」の折り鶴のオルフェノクの人としか知らなかった。あれもいつも深く帽子をかぶってて顔は良く見えなかったなあ。

・「あすか」「ファイト」。共に自分のイメージしている、見たい「夢に向かって奮闘するヒロイン」という「朝ドラ」イメージと少し違う。いや、そういう部分もあるが、少しドラマのピントがボケ気味と言うか。

「あすか」は、古風で陰湿な京都の和菓子の世界でヒロインが奮闘する話だが、職人とかコミカルで、また子供時代の序盤から幼なじみとの三角関係は示唆されているが、和菓子作りの話がメインになるとこちらがお留守になって、うまく本筋とかみ合わない。
しかし、まるでつまらないかと言うと、ヒロインの新作菓子が一時的にはヒットするものの、目新しさだけで古典的な和菓子の飽きない味には勝てなかったとか、お茶会での豪快なドタバタから、茶道を本格的に学んで、一期一会の真剣な客との対峙を菓子作りにも生かすとか、いい展開もある。ドラマ自体、派手ではないが滋味あふれるいい味。

「ファイト」がヒロインの不登校、自分探しから、今度は弟が学校に行かなくなったり、親子三人がお世話になる旅館はおかみの由紀さおり以下コメディータッチの人ばかりで、ドラマのテーマ、ムード、ピントがボケっぱなし。メインのヒロインの家庭は家業が傾いて深刻だから、サブステージの旅館の方はコミカルに、という事だろうが、配合や調理がうまくいってないなあと。
「あすか」は、時にシリアスに時にコミカルに、京都の和菓子世界ではんなりと進みそうだが、「ファイト」はいつかピントが合って盛り上がるんだろうか。

後半戦 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/11/27 (Mon) 21:13:14

 「カーネーション」「あすか」「ファイト」3本並行して見ているが、最初に「おしん」とか「ちゅらさん」とか良作を見たせいか、後者2本は少々キツい。

 「カーネーション」も戦後編で未亡人になった糸子のロマンスはイマイチ興味が持てないが、それでもヒロインの魅力で魅せる。青年漫画原作の神、小池一夫は漫画のコツとして、ストーリーより魅力的なキャラ! と。魅力的なキャラが出来れば、話はあとからついてくると。全くその通り。

 「あすか」「ファイト」はしんどかったが、100話を越えた当りから面白くなってきた。
 「あすか」は結構くせ者で、おっとり、はんなりした老舗の和菓子屋の話の様で…そうなのだが、ヒロインあすかの父親との和菓子3番勝負やら、店がバブルの終わりと共に窮地に陥ったり、油断させて急展開を見せる。

 「ファイト」が旅館篇は、「おしん」の「佐賀地獄篇」に相当する位、ストーリーが停滞というか、厳しい話になりそうで、旅館の人はコメディータッチで煮え切らない展開だったが、元家のバネ工場に戻ってからは、また急に全てが好転し、もう虫のいいご都合主義はどーでもいーが、ヒロインの優が厩舎に戻り、愛馬(優のものではないが)ジョンコの世話をするようになってからは話がハズンで来た。

 この2作、やっぱり前半が厳しいんであんまり勧められない。

終盤戦 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/12/03 (Sun) 08:29:17

・「あすか」ラスト10話切った。尻上がりに盛り上がる意外な掘り出し物だった。竹内結子きれい!(爆) 扇屋倒産から一気に時間飛んで、数年後母になり、おばさんくさくなったが、菓子職人として再起を決め、扇屋復活に向けて動き出すと、どんどんきれいになっていく。ところでこの人、よく知らなかったが、40歳の若さで自殺したそうだ。中村獅童と離婚したが、一子をもうけ、女優業も順調、再婚相手とも円満で関係者にも不可解だったそう。

・「ファイト」まだ終わらん(爆)。バネ工場に戻ってからは、厩舎のバイトを始め、失敗なども含め成長していく過程を見せたが、またジョンコ(愛馬)の事故などもあり、視点がグルグル。
 最終回までにまだ大きなドラマがあるのかも知れんが、8割は見た今の時点で言えば、このドラマ、何を見せたいのか、焦点がボケっぱなしだ。主人公の優が、家の事で友人関係などで悩む。それはいいが、あまり関係ない親戚の温泉旅館の人間関係が並行して延々描かれる。いや、ヒロインがその温泉旅館で暮らしたり、仲居のバイトからまた復学を決意するなど、ストーリー的には関係なくもないのだが、ドラマの「意味」としてはほとんど関係ない。
 率直に言って悪評高い「ちむどんどん」よりしんどい。あちらは色々余計な事をしてくれて攻撃性を呼ぶような所があったが、こっちは純真なヒロインのキャラでそう攻撃はされなさそう。

 …ところで、このドラマ、自分の世代にはキャスト的に興味深い。由紀さおり、藤村俊二、児玉清、酒井法子と歌番組、クイズ番組によく出ていた人が多い。コミカルな三原じゅん子議員もw。井上順まで出てきたぞ。

「あまちゃん」完走、「ウルトラセブン」… - ハートa.k.a.ジョニー

2023/08/20 (Sun) 08:33:42

・「あまちゃん」完走。一言でいえば、コミカル大河アイドルドラマ。アイドル志望だった母(小泉今日子)とローカルアイドルになる娘(能年玲奈)、そのおばあちゃん(宮本信子)も若い頃はちょっときれいで、歌謡ショーでデュエットした橋幸夫が憧れの人だったというんだから。

 アイドルは諦めた母だが、実は人気アイドルの影武者(歌の吹き替え)をやっていたとか、こまかい仕掛けもあるが、やっぱりまず能年玲奈の魅力ありきで、そこから話が膨らんだと思う。
 ヒロインの生き方云々をマジメに考えると、この天野アキ(能年玲奈)、都会から北三陸にきて海女の姿に一目でハマって、海女になる。それはいいが、次はアイドル志望のユイや地元の勧めもあって地元のローカルアイドル。
 ついで、先輩に憧れて潜水土木師…。ユイの付き合いで上京して、本格アイドル、東日本大震災で北三陸に帰郷、アイドル廃業。お前は何をやりたいんだ、とw。
 しかし、一々目を丸くしてじぇじぇじぇ!という能年玲奈の魅力ですべては納得させられる。
 これがアイドルドラマ。一々生き方がどうのとかガタガタ言わない。かわいければそれでいい。

 またもう一つ自分の世代にはうれしいのが、小泉今日子、薬師丸ひろ子の起用。使い方もうまいが、小泉今日子の貫禄とかつての可愛さが残ってるのが凄い。
 また、若い頃の小泉を演じる有村架純がよく似てる。…というか、こういう小顔で整ってる子があの聖子ちゃんカットをしたら似るかなー。

 一つやむを得ない計算違い?は、能年玲奈が及ばない美少女、という設定の橋本愛。いや、能年の方がかわいいと思うが…。
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・「ウルトラセブン」の見逃したか、気になる回を見てみる。

 「地底GO ! GO ! GO !」これはセブンがモロボシダンという人間の姿をする際参考にした薩摩次郎(ゴツい名前だな)が事故に会う話。残念ながら優しく勇敢な青年という以外、これといったキャラクターはなかった。
 「狙われた街」。ちゃぶ台をはさんでメトロン星人と向かい合うあまりにも有名なシーン。これまた、このシーン以外は特に…。最後のメトロン星人との一騎打ちはあっさりしていたが、実相寺監督、バトルに興味はないのか、予算の関係でミニチュアを壊せなかったのか。
 「V3から来た男」。これは面白かった。キリヤマ隊長と同期でたまに顔を出すクラタ隊長の友情の話で、ホークの空中戦も見られる。この南廣という役者、いかにも鼻っ柱が強くすぐケンカしそうで良いw。こういう人がいると話が弾む。
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・「おしん」268話。おああああ、必殺のいきなり「10年の歳月が流れ~」スーちゃんもていちゃんもいきなりおばさんになったモナー! いやまあ、おしんさんも67歳。これだけの時間を描くんだから、この位はしょらないとしょーがないんだが。
 あ、そうそう大学生時代の禎ちゃんを演じた浅沼友紀子とは、蛯名由紀子の別名。結構よくドラマなんかに出ていた子。
 山下真司は高橋悦史に。顔自体は似てはいないが、何となく納得。ギラギラしたムードは中年になって柔らかくなったが、やはり精力的なイメージはある。
 田中美佐子のお嬢さん妻は、浅茅陽子に。この人、凄く好きなんだけど、悪役ね。
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・「あまちゃん」を見終えて、朝ドラも面白そうなので、次に何を見ようか。第1回をちょっと見。

 「らんまん」。男が主人公で、モデルは牧野富太郎ね。松坂慶子さんの貫録にびっくり。

「ちゅらさん」。沖縄を舞台にした看護婦の話で、やたら人気が高く続編も次々作られたとゆー。第1回を見た限り、堺正章がのんびりしてるだけだったみたいな。

「純と愛」。「作品データベース」ですっごく評判が悪かったw。これも沖縄が舞台で、大学生のヒロインがおじいちゃんの作ったホテルを再建させる話らしい。主演の夏菜という子。最初は特に印象になかったが、父の武田鉄矢に啖呵を切る強い目つきは良かった。これが一番面白そう。脚本の遊川和彦って、「女王の教室」「家政婦のミタ」の人。

 あー、浅茅陽子の「雲のじゅうたん」見たいな。いかにも芸能人、って感じじゃなく、生活感があって、それで輝くような笑顔が好きだなー。

 田畑智子の「私の青空」も見たい。何かこの子いい。

朝ドラ三昧、「ちゅらさん」「純と愛」「ちむどんどん」 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/08/26 (Sat) 16:51:32

・「ちゅらさん」ただのんびりした民宿の話のようで第2話で爆弾投下。男の子二人の一見何の変哲もない母子連れ。長男が不治の病を抱えていたと。
 最後まで元気に遊んでいたのに急になくなるなんてあるだろうかとか、病名も言わないのはちょっと「?」だが、ツカミはOKという所だろうか。

 この件はともかく、キャストやドラマ全体のデザイン、暖かいムードがいい。沖縄の風景に「…さ~」という沖縄弁、堺正章のひょうひょうとしたムードもともかく、「おしん」のガッツ石松に相当するナイスキャストはおばあちゃん役の平良とみさん。この後何があろうが、最早鉄板の世界。

・「純と愛」。第1話では気にならなかったヒロイン、純の奇矯なキャラが話が進むにつれてどんどん浮き彫りになる。独り言(内心のナレーション)が絶え間なくうるさいし、些細な事ですぐキレて正論ではあるが、面接でも仕事でも「それでいいんですか!」と上司に食ってかかるのだ。
 おまけにお相手役の愛は、年中顔を伏せているモジモジ君キャラもあれだが、読心術が使えると(爆)。失敗作というより、最早放送事故?
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・「ちゅらさん」親子連れも帰って、元の穏やかな日常に。次のイベントは(5、6年時間飛んで、小学生から高校生)ヒロインえりがマネージャーをやっている野球部が半ばマグレで夏の甲子園地区大会いいとこまで。応援に、沖縄の英雄具志堅用高さん。これもいい味。

 それより、久しぶりに帰ってきた反社や遊び人でもないが、正業に就かない様な兄(ガレッジセールのゴリ)が、「ゴーヤーマン」というゴーヤーに手足や目鼻を付けただけみたいなキャラクター商品を作りたいと帰ってくる。
 えりの家は貧困、困窮という程ではないが、百万円ほどの金がポンと出せるほどの余裕はない。
 それでも、少し渋い顔をしただけで、結局は工面してやるのだが、個人的にはここでドラマ内のリアリティーというか緊張感みたいなのが少しなくなったなあと。こんないい加減な奴にすぐ百万出せるなら、何でもありだなあと。まあ、ここまでいいムードだから視聴者はついていくだろうけど。

・「純と愛」。純のけたたましいキャラがひど過ぎる。泥棒とかの一大事ならともかく、ちょっとしたことでホテルの従業員がドタドタ廊下や階段を走り回るなんてありうるんだろうか。
 更に、純にボソっとアドバイスする愛(多分後で付き合うお相手役の男)は、死んだ双子の弟がいて、時々「お前が〇ねば良かったのに」と降りてくると…。
 う~ん、ここまでやると確信犯だなーと。クレーム上等、来なさい、という覚悟を感じる。実際、脚本の遊川氏、「朝ドラを壊す」と言っていたそうだ。
 ただ、気の毒なのはヒロインの夏菜さんで、オーバーな演技は明らかに台本や監督の指示によるものだが、役者がダメなせいに見られてしまう。「おしん」の伊東四朗を非難する人は笑われるが、夏菜さんのオーバーな演技を非難する人は多いんじゃないだろうか。

 ドラマも一種音楽みたいな世界、「ノリ」があり、要はその世界にノレるかノレないか、ノセるかノセられないか、じゃないだろうか。特撮ドラマで、主人公が変身するのはおかしいとか怪獣が現実に出てくるのはおかしい、という人はいない。

 純のブチ切れ演技が段々快感になってきたW。

 一方ドラマは更にエスカレート。沖縄の家族から、長男が行きつけの店のフィリピーナを妊娠させた、別れるよう説得して欲しいと。
 帰郷した純、その子の純な気持ちに兄の方を説得しようとするが、兄は煮え切らず、家族、特に父親の武田鉄矢(!)は手切れ金を渡して解決しようとする。
 この武田鉄矢もやたら四字熟語で説教しようというイヤなオヤジ役で、この皮肉な使い方は最高!W

 またしてもヒロインの純だけが孤立してしまうと。面白過ぎるぞ!

・アホな事に並走して悪食趣味で、評判の悪い「ちむどんどん」も見てみる。意図したわけじゃないが、これも舞台は沖縄。食いしん坊の女の子が、シェフかレストラン経営者になる話らしい。
 この子がまた無暗にかわいい。「ちゅらさん」のえり役の子もかわいいが、元気そうでおいしそうによく食べるなあ。

 …時代はまだ沖縄がアメリカ占領下にあった頃で、家族背景もここが一番貧しそう。

 …ダメだ。3本も、それも同じ様なドラマを見てると話が混じってどれがどれかわかんなくなる。

「ちゅらさん」「純と愛」「おしん」… - ハートa.k.a.ジョニー

2023/08/30 (Wed) 22:23:01

 にわか朝ドラウォッチ。オンニャの子がかわいいが、混乱するんで「ちむどんどん」休止。「ちゅらさん」「純と愛」にしぼる。

 「ちゅらさん」、ゴリの「ゴーヤーマン」騒動(ガレッジセールゴリがキャラクターを作り大失敗)に続き、ヒロインのえり、突然東京の大学(私立)に行きたいと。
 少々反対するが、結局はいーよいーよ、と。反対理由も経済的な物ではなく、女の子一人で上京させるのが問題と。
 しかしひと事ながら、お父さんはタクシー運転手、お母さんは市場で店員をやっているが、そんなに簡単に私立大学に行かせられるんだろうか。
 …が、まあ、大半の視聴者は気になるまい。堺正章のゆるいお父さん、スーちゃん(田中好子)のこれまたゆるいお母さん、おばあちゃんのつくる沖縄のゆったりしたムードで何でも許そう、というムードになっているからだ。
 この後、下宿先の「一風館」でドタバタが始まるみたい何で期待しよう。

 弟(山田孝之)がロックに目覚めるが、ギターの先生が鮎川誠。
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 「純と愛」が迷走。けたたましいヒロインの純のキャラや大暴走が面白くなってきたが、愛(まぎらわしいが男。彼氏)とのロマンス急展開。
 う~ん、読心術(内心の本当の気持ちが可視可)が使えるとかで、愛に興味を持つのはわかるが、何で急に付き合って下さい、と来るかなあ。
 初キッスから早くも同棲。
 また、あいさつに行った愛の家族(弁護士一家)は、お母さんが有無をも言わせぬ高圧的な女帝体質でこれは面白かったが…。

 お客さんがみんな笑顔になる、魔法のホテル実現の話はどうなったんだろう?
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 「あまちゃん」とそろそろ完走の「おしん」は、案外に問題のある作品という気もする。

 記録的な大ヒットになった「おしん」だが、よく考えればイレギュラーな内容だ。
 何と言っても前半を覆う「貧困」。それも、口減らしに幼い子供を次々に奉公に出し、リューマチで働けない祖母は自殺しようとする楢山節考や姥捨て山の世界である。
 実際脚本の橋田寿賀子による「おしん」の企画は朝ドラ以外でも2度断られたそうだ。
 朝ドラは、大体ヒロインが明るく夢に向かって進む話が多いが、それが可能なのは大体中流かそれ以上の家に生まれたお嬢様だからだ。
 「おしん」は貧しいだけの少女時代がウケたわけだが、ヒットと不評は紙一重だなあと思う。

 「あまちゃん」もあまりにもの、楽天的展開だとは思うが、明るい朝ドラのイメージを決定づけた…「朝ドラ」は中年が見るもの、というイメージがあったが、「あまちゃん」のヒットで若い人も見るようになったそうだ。

北風と太陽、「ちゅらさん」「純と愛」 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/09/10 (Sun) 22:36:16

 「ちゅらさん」「純と愛」を並行して見ているが、どっちも対照的で面白い。

 「ちゅらさん」(60話当たり)はやはりまず視聴者が一番望んでいる暖かいゆったりしたムードがベースにあり、その上で退屈しない程度の事件、スパイスという配分が絶妙。
 特に影の薄かった一風館の老人が倒れ、ヒロインのえり、人を見捨てられない性分で助けた事から「看護婦」という目標を見つけるあたりは、前半のハイライトだろう。
 この病院で、遂にケコーンを誓い合った(子供の頃)、文也君にサイカーイと。う~ん、流石。

 一方「純と愛」(55 話当たり)は相変わらずのドタバタがいいw。父の武田鉄矢から「お前なんか生まれてこなければよかったんじゃ!」とか言われつつも、兄の許されざる結婚を進め、大阪のホテルでも愛の助けを借りつつも、これまた許されざるお金のかからない「ロビーウェディング」を決行! ここ、マジで感動した。ズタボロになりながらも、お客様に尽くす純、偉いぞ! 強いぞ!

 ドラマ内で「太陽と北風」の話が出てくるが、「ちゅらさん」が太陽なら、「純と愛」は力づくの北風だろう。これでもかと、えげつないセリフ、一円もかけずにホテルで結婚式が出来るか、という難問で迫ってくる。

 展開や登場人物の逆張りも凄いが、舘ひろしの社長。いつもニヤニヤ、愛人みたいな女性とホテルをうろつき、純の行動を見守り、定石なら、こういう人が案外キレ物だったりするが、本当に頼りにならない二代目社長で同伴の女性は、会社の行方を占ってもらっている占い師と。

「おしん」完走… - ハートa.k.a.ジョニー

2023/09/15 (Fri) 00:33:17

 「おしん」完走。最後までひねってくれたか。とりまー二点。

「おしん(人物)」とは何か。この時期の日本人のアイコン、象徴だ。無論、極貧からスーパーのチェーン店を築くまでに成功した人はそう多くないだろうが、それはテーマである貧困からの日本の繁栄とその陰を見せる為の人物造形だろう。…単純に貧しい生まれの子が頑張ったけど、貧しいまま終わりました、というんじゃドラマにならない。
 おしんより楽々成功した人もいるだろうし、おしんより頑張ったのに成功しなかった人もいるだろうが、貧しい1日本人女性がとりあえず時代の風を受けて成功した…別に時代に翻弄されて破産した人を描いてもいいけど、「朝ドラ」の性格上それは出来んでしょうw。
 そう、「おしん」に対する批判は、「朝ドラ」という制約、またドラマの主人公という制約からきている気がする。
 見る側としても、主人公は絶対に正しい、たまに間違った方に行っても、根本的には正しい人、という見方を改めなければ、という気がする。

 最終回。一緒になれなかったからこうしていい関係でいられたんですね、という静かなメロドラマより、私たち二人がいなくなったら、私達の時代を語る人もいなくなるんですね、という言葉が要点な気がする。
 橋田壽賀子が「おしん」を書いた最大のモチベーションはやはり、自分が生きた時代の影も光も書き期しておきたい、というものだろう。
 …勿論橋田壽賀子は、貧しい農家の子ではなく日本女子大を出たお嬢様だが、だからと言って貧しさを書いていけないという法はない。
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 「ちゅらさん」。お、かわいい子! と思ったら小西真奈美。グラビアとかで見た事はあるが、動くのは初めて見た(爆)。
 これがまた中々の強烈な悪役というかスパイシーなキャラ。ヒロインえりの恋敵でいきなり、あなたみたいな人に文也君を取られるのはイヤです、と宣戦布告。
 ついでにこれもう20年前の番組だが、えりの上司の先輩看護婦は佐藤藍子。相変わらず耳が大きいなあw。弟ケイタツ(山田孝之…70話当たりから目にメイクしてない?)のバンドに絡むのが川平慈英。あ、野球部のピッチャー役の子はDA PUMPの子かあ。
 何か知ってる芸能人が次々出てくる。

 「純と愛」…中々厳しー。ヒロイン純の勤めている一流ホテルで、一円もかけずに結婚式を、というミラクルは成功したが、ホテルは買収され、金儲けしか考えていない外国資本のものになる。
 残された純達、心ある従業員、負けずにサービスで利益を出して認めさせましょう! と団結した所で、純、今度は実家のホテルが買収されそうで退職して帰郷。おいおい、元のホテルは?
 前のエピソードがちゃんと片付いていないのに、この展開は?
 これ、民放だったら、低視聴率とかで無理で急な路線変更とかありうるけど、NHKでもそういう事あるんだろうか? 視聴率は気にしてるらしいけど。

 …で、実家のホテルの買収を食い止める為に帰郷してまたひと騒動だが…。ちょっと、展開が凄すぎる。フィクションだから、何でも出来るんだけど、納得、面白さ、というラインはあるだろう。カナーリガードレールギリギリの危険運転。いや、もう完全に事故か?

次、「カーネーション」いってみよ~ - ハートa.k.a.ジョニー

2023/10/01 (Sun) 19:30:17

・「ちゅらさん」完走。このドラマ、こまかく見たら色々難があるが、終盤になって加速してきた。
 本来屈託のない明るい子なのに、財布泥棒と間違われ、大人に恐怖心を持つようになった長男(6歳未満)。長男の心の治療に癌を隠して、故郷の沖縄に行くヒロインえり。
 そりゃまあ、初めての子が多少心に傷を負ったら心配だが、しかし普通癌の方が圧倒的に一大事じやないか?(後で旦那に、怒られはするが) 言って見れば子供が犬に吠えられて犬が怖くなったとか(あっし。今は女よりワンちゃんとケコーンしたい程犬が好き)、怖い映画を見てTVが怖くなったとかその程度のもんじやないか。
 えり、草原で倒れるが目覚めたら、東京、沖縄の知り合い大集合で気づいたら東京の病院。空輸されたノカー!

 …もう最終回何で関係者をみんな集めたかったんだろうが、この小さい事は気にすんな、というアバウトさは凄いなあ。

 いや、気にさせない程のハートウォーミングな世界を作り上げたスタッフ、出演者一同を賞賛すべきか。
 とにかく5話程見て、この世界が気に入ったら最後まで楽しめるでしょう。間然する事なき傑作とまでは言えないが、「朝ドラ」の意味不明なさわやかさを貫いた優秀作です。

・「ブレーザー」11、12話。強敵デマーガ(怪獣)の前に、ブレーザー一旦退却。スカード(怪獣対策チーム)、綿密な作戦の上で、再度攻撃。しかし、今一歩、という所でブレーザー登場。新兵器…。

 う~ん、ネットの反応を見た限り好評だけど、12話、前半のスカードの二重三重のスリリングな攻防は良かった。ただ、ここで最終的にウルトラマンが出てくるのが…。
 初代ウルトラでも扱われたテーマ、「ウルトラマンがいれば防衛隊はいらないんじゃないか?」
 これは怪獣対策チームを出す限り、ウルトラに永久に付きまとう難問だろうね。何度かウルトラマンとチームが共闘したり、ウルトラマンが勝てなかった相手に人間チームが勝つ話もあるけど、やはりドラマとして盛り上がった例は少ない。本質的にウルトラマンは人間が勝てない怪獣を倒すものだから。
 しかし、怪獣、ウルトラマン、スカードのシンプルな3本柱で、ウルトラの可能性を広げようというブレーザーはまだ期待したい。

・「ちゅらさん」見終わって、次「朝ドラ最高傑作」と言われる「カーネーション」いってみる。デザイナーのコシノ3姉妹の母をモデルにしたそうだ。
 戦前のそこそこ大きな…中堅位か、呉服屋の娘。この子が元気でメチャクチャかわいい! 「ちむどんどん」の子役の子もそうだし、朝ドラは本当にかわいい子役を見つけるのがうまい。
 男の子と取っ組み合いのケンカをしたり、元気なだけかと思っていたら、5話で所詮女は男に腕力では勝てない、また外人の舞踏会に紛れ込み、「洋服、ドレス」の華麗さ、美しさに目覚める、と、いきなり性差の壁、天職となる洋装との出会い、と2大テーマ投下! ケサークの匂い。

 あ、辛気臭い主題歌だなと思ったら、椎名林檎でした!

・ついでに、最新作、笠置シズ子をモデルにした「ブギウギ」の予告も見たけど、これはどうでしょう。面長の笠置さんと、丸顔で童顔の役者さんと似てないのはまあいいけど、つけまつげがひどいw。宝塚とか、舞台演劇は後ろの人にもわかる様に、極端なほど厚化粧で派手に顔を描くんだけど、ドラマでは…。

ドラマ色々 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/07/20 (Thu) 20:56:31


・「おしん」
 おああああああ、戦後編になったらおしんが音羽信子さんになったモナー!!!

 …う~ん、まあいつかは変わるのは知ってたけど…しかし、田中裕子と音羽信子は似てないと思うがなあ。音羽信子の方が目がパッチリしてるんだよね。丸顔、しもぶくれ気味の所は少女役の小林綾子に似てると思う。

 まあ、ともかく戦後だ。また1から商売だ、魚屋だ。家族の変遷としては、はつ子さん見つかる。米兵相手の酌婦、ダブン体も売ってた。おしん、強引に引き戻す。
 あ、成人はつ子は田中好子。素朴さがいい味。親友おかよの子、希望(のぞみ)は、おとなしいながら芸術家肌で陶芸家に弟子入り。
 アグレッシブな次男の仁(ひとし)。魚と野菜では利が薄い。俺はこんな商売はごめんだ、と東京のデパートに。山下真司。ギラギラした熱い粗削りな青年はハマり役。福本伸行の「銀と金」の鉄はこの人しか考えられないなあ。
 ともかく、50になってもおしんはよく働く。朝からオート三輪で買い出し、御用聞き、お昼からお店。店が終わると工場に売りに出店。帰ってからも夜更けまで漬物などの仕込み。

 久しぶりに会った浩太(おしんの初恋の人。社会主義者から転向して家業を継いで実業家)、おしんの商売が順調な事を聞くと、「おしんさんの時代が来たんです。思い切って何でもやってみては?」。
 えらいこと吹っ掛けるなあ。遂におしん、事業家として立つ!?

・戦後編になって、これといった新しいキャラクターはまだ出ていないが、クローズアップしてきたのが戦死した優の軍隊での仲間、斉藤洋介。「家なき子」や「人間失格」、その他色々なドラマで性格の悪い陰湿ないじめ役をよくやる人だ。
 家族も生死もわからず、戦争で離ればなれ、天涯孤独の身。アプレゲールというのか、戦後、死んだつもりで闇屋や怪しい仕事にも平気で手を染め、株で成功。
 「光クラブ」がモデルだね(高木彬光の「白昼の死角」等のモデルにもなった)。東大生らが豊田商事の様なあこぎな商売をした有名な事件。

 久しぶりにおしんを訪ねてきて何の用かと思えば、いきなりはつ子さんを僕に下さい!
 優と親しくなり、はつ子さんの事を聞いている内に、地獄の様な戦地だから美化されているんだろうと最初は話半分に聞いていたが、段々本当に素晴らしい女性に思えてきたと。
 話だけで女性を好きになるとは一見異常だが、あっし的恋愛観からはこれは正しいというかアリガチ。恋愛感情や時に性欲も人間の場合、「観念、イメージ」なのだ。普通誰もが若い、かわいい子を好きになるだろうが、しょせん皮一枚の目鼻立ちの造作の問題ではないか。
 もっと言えば、例えば若いかわいいアイドルと、ブサイク、またはババアとどっちとやりたいかと言えば、特殊な趣味の人でない限り、まず百人が百人、アイドルを取るだろうが、若いアイドルの方が満足する保証がどこにある? 本当にやってどっちが気持ちいいか試したのか?
 下品な例えだが、いわゆる「アイドル」も、会った事もないのに写真や画像だけで好きになる点では、話だけで好きになったこの男と変わらない。
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・「あまちゃん」でも大転機。あまちゃん、アキ、ローカルアイドルをやってる内に遂に全国区の本当のアイドルになりたいと上京。
 アキは10人並みにはかわいいが、それ程はかわいくないという設定で、あくまで足立ユイとの「潮騒のメモリーズ」で、という事だったが、旅立つ当日、ユイ、父が倒れ、アキ単身上京。
 岩手ではアイドル扱いで大人気のアキ、東京ではローカルアイドルのGMT47に入れてはもらえるが、最底辺の「奈落」(表に出るメイングループの代打、影武者グループのまたその下)にと。

 ここで存在感を出してきたのがマネージャー役の松田龍平。松田優作の息子だが、優作のタフなアクション俳優とは別の、黙っていると不気味な一面がユーモラスに生かされている。
 もう一人、アキの憧れの往年のアイドル、付き人をする事になった大女優役が薬師丸ひろ子! これまた、小泉今日子とはまた違った存在感で見せてくれる。
 ついでに上京して潜水土木師として仕事する予定の福士蒼汰は、「スカイツリー」に回され高所恐怖症で挫折し、すし屋の店員に(アハハ)。そこの大将がピエール瀧。
 この人、「サンクチュアリ」にもいい役で出てたし、ゴツい日本のオヤジという感じの顔は使えるカモ~。テクノのミュージシャンからオヤジ役俳優とは中々。

 う~ん、「あまちゃん」、ストーリーは今の所ダメとも特に感心もしないが、キャスティングや企画はブラボー!

・と、言っていたら急展開。岩手でのアイドルぶりとは逆に上京したアキ、何をやってもダメで、正月休みで帰省したら地元は歓迎するが、父が倒れ、母も謎の家出したユイ、東京に出てアイドルになる夢が半ば絶たれるとすっかりさめてグレて…。ライトヤンキーメイクの方が似合ってたりしてw。

・あんたにあたしの気持ちがわかるかー! という言い争いも良かったが、また単身東京に戻ってきたアキに、母の衝撃の手紙。今アキが付き人をやっている往年のアイドル、現女優の鈴鹿ひろみ、レコードも大ヒットしていたが、ひどい音痴で何と母はる子が声の影武者をやっていたと!

 中々凄い展開だが、こういう筋はいつ頃作ったのか気になる。最初の構想からあったんだろうか。当初はアイドル志望で田舎を出たはる子が東京で生まれた内気な娘のアキを連れて帰って来て、その子が田舎の水が合って、別人の様にイキイキ、海女にローカルアイドルに大活躍。と、その程度のプロット、また、百話を超える長丁場何で東京に進出して大騒動。位までは考えていたかも知れないが、母が大スターの影武者だった、というあたりは書きながら天から降ってきた様な気がス。
 唐突だが、「デビルマン」もあの衝撃のラストは、最初から考えていたんじゃなく、突然降ってきたんだよねー。
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・「ウルトラマンブレーザー」第2回。ウルトラシリーズ恒例、怪獣対策チーム「SKaRD」の結成から。
 割とリアル、シリアスな設定にユーモラスな各キャラの絡みと。チームの専用車はどう見ても普通のバン。本部もどっかの地下機関室みたいな所を借りた様な…。
 ブレーザー、ナムルを思わせる深海怪獣を逃げてるのに釣り上げて、とどめを刺す、って…。
 でもまあ、このリアルでユーモラスな世界は多少期待。

「ゼンカイジャー」完走 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/07/24 (Mon) 20:41:53

・「おしん」戦死した長男の戦友、斉藤洋介、あこぎな商売のせいで逆恨みした客に殺される。もっとも、死んだ長男は自分の代わりに死んだようなものだとおしん一家には「恩義、借り」を感じ、死ぬ間際に駅前の一等地を譲渡。いい人じゃん。

 お陰で商売も軌道に乗ってきたが、ここで戦後編の悪役気味のキーパーソンが、野心家の次男の弘。中卒の為、友人のつてで入社したデパートでもうまくいかず、早々退社。しばらく地道に家業を手伝うが、使用人の娘と男女の仲に。
 こっそりはつ子から聞いたおしん、激怒。黙って付き合っていたのもあれだが、怒りの理由は男と女がそういう中になれば結婚するものと思い、うちの嫁に使用人の娘は不釣り合いと。
 おしん自身同じ理由で、竜三との結婚で姑から苦汁を飲ませられてきたのに、立場が変われば同じ仕打ちをしかねないのがスバラシイw。
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・「あまちゃん」、遂に地方アイドルGMT47退団。が、上京したママ(小泉今日子)、アキを意地でも売り出すと事務所立ち上げ。

 まー、バリバリの小泉が面白いが、感心したのは祖母春子のエピソード。ずっと心に秘めた初恋の人が一人だけいて、それは若い頃「歌謡ショー」でデュエットした橋幸夫。また、春子(宮本信子)の若い頃を演じた徳永えりという人が、雰囲気~。若い頃はこういう正統派美人だったろうなー、という。
 そうそう小泉今日子の若い頃を演じる有村架純も似てる~。
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・「ゼンカイジャー」完走!
 う~ん…60~70点かなー。「ゴレンジャー」みたいにコミカルに全振りしていて、それはいいと思う。

 ただ、減点要素というか、惜しいと思うのは、その上で介人の父を元に戻した時の様な「感動」がもう一つ欲しかったなー、と。

 …最終回も蛇足というか、最終決戦で気持ちよく決めた方が良かったのであ。
 あと介人以外キカイノイド(ロボット)という構成もまあいいけど、言いたくないが「電王」のイマジンの様なもう一つ強い個性が欲しかった。

 人間のキャスティングは良かったんじゃないでしょーか。主役の介人役の人、何かこう人間味を感じない不気味に明るい子で、最初はピンと来なかったけど、これはあれだ。NHKとか子供番組の「体操のお兄さん」だ!
 いつもニコニコして不倫とか上司とケンカとか、仕事が終わってから赤チョウチンでグチったりするのが想像出来ない、ただ明るく子供を安心させるお兄さん! そう思えば、全くブレない熱演だったと思う。
 やっぱり一番傑作だったのは、ツーカイザー、ゾックスの登場シーン。いきなり「ヨホホイ、ヨホホイ、ヨホホイホイ~♪」とか出てきて、一々変身するたびに踊る独創性は、令和の怪傑ズバットと言いたい。

「怪奇大作戦」完走、おしん軟化、あまちゃん震災 - ハートa.k.a.ジョニー

2023/08/06 (Sun) 14:50:30

・「怪奇大作戦」完走~ウ(全話視聴)。1、2話見落としたかも知れないが、まず9割は見たな(勿論封印の「狂鬼人間も」)。
 う~ん、ウルトラ率直な感想を言えば、今見てもそんなに面白いもんじゃないですよとw。
 大人っぽいエピソードが多いんだけど、1話完結30分という制約で食い足りない。ただ、この怪奇事件を最新の科学技術で暴く、というフォーマットはまだ使えると思う。

 さて、遂に見た名作の誉れ高い「京都買います」。これは、う~ん、仏像に異様な執着を持つ女性研究者の話のようで、牧隊員(岸田森)の奇妙な恋の話だねえ。
 昭和特撮のカリスマ、実相寺監督美学バリバリ。妙に二人のアップが多い。揺れる不安定な画面…。
 これと「呪いの壺」の京都ロケで、円谷プロの金庫が空になったほど製作費を使ったというけど、どこに?w
 「壺」のお寺が一気に炎上するシーンは凄かったけど、怪獣ものなら普通にありそうな…。

 最終話「ゆきおんな」。ちょっと怪奇現象の入ったクライムサスペンス。最終回としては物足りない気もするけど、逆にあっさりしていてカッコいいカモ。
 このあっさりしたラストは、続編を作る気だったのかも、という気もする。直接の続編は作られなかったけど、番組は伝説になり、時を経て2度のリメイク作も出た。

・「おしん」。問題児の次男、仁(ひとし)のケコーン動き出す。相手は成功している商人の娘(田中美佐子)。う~ん、今風の美人でもあり、戦後のベッピンさんとしても違和感がない。この嫁が結婚したら、朝、旦那を職場に送り出して後は帰ってくるまで掃除や夕飯の支度してたらいいだろう、という普通のサラリーマンの結婚生活を想像していて、いきなり大勘違い。
 おしんの田野倉商店は朝6時前におしんが、仕入れに行ってお茶くらい出す準備、帰ってくるまで開店や朝飯の準備。店が開いたらお店や食事、こまごました家事、寝るまで自分の時間などない毎日なのだ。…うち、商売やってたけど、家で商売やってる所はこんなもんだけどね。
 1日でやってられない、と家に帰るw。
 きちんとこの家の嫁は務まりそうにないです、と挨拶に来た所、おしん、折れて、ここはあなたの家何だからあなたの出来る範囲で思う様にやってちょうだい、と。
 偉いぞ、おしん。かつておしんも無理やり夫の家の流儀で締め付けられた反省が生きている。
 おとなしい希望(のぞみ)は、陶芸家として修業し、仁の捨てた百合とケコーン。実家の金で華やかな結婚式の仁と、師匠の家でささやかな内輪だけの披露宴の希望とまた露骨に対照的。

・「あまちゃん」。終盤に来て大転機。アキの主演映画、記念コンサート直前、あの東日本大震災が!
 これは勿論、当初の予定にはなかったのだが、これだけの事件は無視出来ないと急遽ストーリーに組み入れたそうだ。
 上京するはずだったユイちゃん、またしても東京に行けず。


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